陸上女子長距離の町碧海と太田実優がスズキアスリートクラブ入り

スポーツ報知
足並みをそろえて練習するスズキACの町(左)と太田

 陸上女子長距離の町碧海(まりん、18)=常葉大菊川高出=と太田実優(18)=袋井商高出=が、1日からスズキアスリートクラブ(AC)所属となった。高校時代は対照的な道のりを歩んできた2人が、2017年世界陸上ロンドン大会女子マラソン代表の清田真央(27)の背中を追う。

 好対照の2人が、実業団選手としての一歩を踏み出す。町は常葉大菊川高2年時に、3000メートルで静岡県の高校生で唯一の9分30秒台を記録したエリートランナーだ。2度目の出場となった昨年12月の全国高校駅伝では、1区で中盤まで先頭集団に食らいつき「行けるところまで前でレースしようと思っていた」と持ち前の積極性を見せた。鈴木駿コーチ(30)は「レースを引っ張れるところを評価しています。足の運びもいい」とうなずく。

 太田は高校2年の秋まで3000メートルのベストが11分台で、県内高校生でも上位30人に入っていなかった。高校入学時は陸上部に長距離専門の選手が太田含め3人しかおらず「駅伝で県大会に出場するのが目標でした」。それでも自粛期間に取り組んだ補強のトレーニングが実を結び、秋には3000メートルで9分49秒74をマークした。

 「普通に就職しようと思っていた」太田の運命が大きく変わったのは昨年11月に初出場した県駅伝だ。エース級が集まる1区を走ると、終盤には町を抜き去り区間2位の好走。町を視察した鈴木コーチを「正直、太田さんの事は知らなかったのですが、体幹がブレない素晴らしい走りをしていた」と驚かせた。本人も「区間2位は想像してなかった。今までで一番いい走りでした」と振り返る。

 2人は3月に入寮済みで、太田は「(町は)ずっと雲の上の存在だったが、スズキACでは切磋琢磨(せっさたくま)して頑張りたい」。憧れだった清田の練習を目の当たりにした町は「スズキの先輩方のように記録を伸ばしたい」と目を輝かせる。ルーキーランナーたちが、夢に向かって走り出した。(内田 拓希)

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