【楽天】4年目左腕・渡辺佑樹がプロ初ホールド「これからも任された場面で抑えていけるように」

7回途中、2番手で登板しプロ初ホールドをあげた楽天・渡辺佑(左は捕手の太田光)
7回途中、2番手で登板しプロ初ホールドをあげた楽天・渡辺佑(左は捕手の太田光)

◆パ・リーグ ロッテ1―2楽天(31日・ZOZOマリン)

 楽天は2―1でロッテとの接戦を制し、3連勝を飾った。今季開幕前に支配下登録された4年目左腕の渡辺佑樹投手(25)が7回の一打逆転のピンチを抑えてプロ初ホールドをマーク。先発した則本昂大投手(30)の初白星を“アシスト”した。

 試合の行方を左右する重大局面を任された。渡辺佑が完璧な火消しを見せた。2―0の7回1死。先発の則本昂が連続四球と安打で1点を失った場面でバトンを受けた。「しっかり1人、1人抑えていこうとマウンドに上がりました」。緊張を沈めて左腕を振った。

 まずは代打・角中と対峙(たいじ)した。2球目から直球を続けて5球目を捉えられたが、打球は浅村の正面を突き二直に仕留めた。運にも恵まれ「いい当たりをされたんですけど結果、アウト1個を取れたので、そこで落ち着けた」。続く田村にはスライダーと外角に落ちるシンカーで空振りを奪い2球で追い込んだ。「シンカーがいいところに決まってくれた」。フルカウントまで粘られたが、最後は直球で三ゴロに打ち取りプロ初ホールド。先発のベンチから一番に出て来た則本昂は拍手で左腕をねぎらった。

 昨年11月に戦力外通告を受けた。育成契約を受け入れ、一念発起してサイドに転向。オーバースローの時から投げていたシュートを「ちょっとだけ落とすイメージで投げる」シンカーを磨いた。左打者へのスライダーと右打者への勝負球が加わったことで左右を気にせずに起用される土台ができた。

 昨オフには元同僚の巨人・高梨と合同自主トレを行い、「マウンドに上がったら余計なことは考えずに打者を抑えることに集中して」と助言を受けた。「今日もいろいろと考えずに集中できた。そこは言われた通りにできたかな」。精神面でも成長した姿を披露した。

 石井監督は「緊張感のある中でどんどん投げていけば、リリーフの中にしっかりと入っていける」と評価し、「勝利の方程式」への“昇格”を期待した。「これからも任された場面で抑えていけるように」と渡辺佑。どん底を経験した左腕が、サクセスストーリーを描いてみせる。(長井 毅)

 ◆渡辺 佑樹(わたなべ・ゆうき)1995年11月8日、山梨県富士吉田市生まれ。25歳。下吉田東小2年から野球を始め、富士学苑から横浜商大を経て、17年ドラフト4位で楽天入団。1軍登板は1試合。昨季11月に戦力外通告を受け、育成契約を結んだ。183センチ、85キロ。左投左打。年俸500万円。

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