【中村憲剛の語】国内組は日本代表での経験をJで生かせば更に伸びる

モンゴル戦でハットトリックを達成した大迫(中)
モンゴル戦でハットトリックを達成した大迫(中)

◆カタールW杯アジア2次予選 モンゴル0―14日本(30日・フクダ電子アリーナ)

 元日本代表MFの中村憲剛氏が、14―0と大勝した、30日のW杯2次予選モンゴル戦を振り返った。チームにある「競争意識」「危機感」が大量得点に結びついたと分析。存在感を見せた国内組には、代表で得た刺激をJリーグで表現することで日本代表の強化につながるとの考えを示した。

 今回の代表シリーズは収穫が多かったように感じる。ライバルの韓国に快勝し、モンゴル戦に出場機会を得た選手たちは「爪痕を残さなきゃいけない」と強く思ったはずだ。それが最後まで手を緩めない、歴史的なゴールラッシュにつながったと思う。これまで森保監督はコアなメンバー以外は海外組、国内組を問わず招集してきた。初招集の選手たちを始め、全員から生き残りへの危機感や競争意識が伝わってきた。

 国内組14人の力量を見極めることも一つのテーマだったと思われる。森保監督が戦術的に交通整理がしやすい、オーソドックスな4―2―3―1を選択したことで力を示した。今後も国内組が、コアなメンバーに刺激を与えられる存在として良いプレーをし続ければ、入れ替わる可能性も大いにあるし、それがチーム強化につながる。

 今回、Jリーグで結果を残し招集された選手たちは、多くの刺激を受けたに違いない。彼らはJリーグで成長する日々を送っているが、代表での刺激は別物であっただろう。私が代表にいた時、彼らはチームとして結果を残すために自分がやりたいプレー、要求をどんどん主張してきた。海外で「分かってくれるだろう」は通用せず、結果を出すためには自ら主張し、プレーで表現しなければならない。厳しい環境下を過ごす海外組には、内面から来るプレーの強さにいつも成長を感じていた。

 海外組が彼らのスタンダードを持ち込んでくれることで、触発されることはたくさんある。国内組はこの後、自チームに戻ったときに、今回の経験を糧にいかに視座(目標、意識)を高く保ってプレーできるか。代表に入ったことで周りの見る目も変わりハードルが上がる。代表から自チームに戻った後のJリーグでのプレーがとても重要であるし、楽しみでもある。(元日本代表、川崎MF)

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