リオ五輪マラソン代表の佐々木悟氏が亜大コーチに就任 箱根駅伝復活をサポート

リオ五輪で競り合う佐々木悟氏(右)
リオ五輪で競り合う佐々木悟氏(右)

 2016年リオ五輪の男子マラソン日本代表として日本勢最高の16位だった佐々木悟氏(35)=旭化成=が4月から亜大のコーチに就任することが31日、分かった。佐々木氏は昨年12月6日の福岡国際マラソンを2時間14分29秒の20位で走り終えた後、引退を表明していた。旭化成の先輩でもある亜大の佐藤信之監督(48)を支え、2010年を最後に箱根駅伝出場から遠ざかっている亜大の復活をサポートする。1日に正式発表される。

 秋田工出身の佐々木氏は大東大時代、チームの主力として奮闘した。1~3年時は5区を走り、3年連続で区間6位。4年時はエース区間の2区を担い、区間10位だった。卒業後、名門の旭化成で着実に成長し、30歳の時、リオ五輪に出場した。引退したばかりの佐々木氏は指導者としては未経験だが、箱根駅伝でも実業団でも豊富な経験を持つ。若い学生ランナーにとって佐々木コーチの存在は好影響を与えることは間違いない。すでに3月下旬に佐々木コーチは亜大の佐藤監督をはじめスタッフ、選手と顔合わせを行ったという。

 亜大は昨年9月にケニア人のパトリック・ムワカコーチ(28)が就任。昨年4月まで実業団の愛三工業に所属していたムワカコーチは5000メートル13分21秒45、1万メートル27分33秒14の自己ベスト記録を持つ。まだ、28歳と若く、現役バリバリのムワカコーチは一緒に走りながら学生のレベルアップをサポートしている。

 亜大は2006年の箱根駅伝で初優勝を成し遂げたが、近年は低迷が続く。昨年10月、ハーフマラソンの上位10人の合計タイムで10枠の本戦出場権を争う箱根駅伝予選会では通過ラインと12分39秒差の20位に終わり、10年連続で本戦出場を逃した。亜大が箱根路を制した2006年、佐々木コーチは大東大2年生で5区6位、大東大は12位でシード権を逃した。亜大の黄金期を身を持って知る佐々木コーチは、亜大復活のキーマンとして期待される。

 1999年世界陸上男子マラソン銅メダルで2000年シドニー五輪日本代表と抜群の競技実績を誇る佐藤監督、現役バリバリの走力を持つムワカコーチ、さらに佐々木新コーチの指導体制で箱根駅伝復活出場を目指す。

 ◆佐々木 悟(ささき・さとる)1985年10月16日、秋田・南外村(現大仙市)生まれ。35歳。南外中から陸上を始める。2004年、秋田工から大東大に入学。箱根駅伝は4年連続出場し、1~3年はいずれも5区6位、4年時は2区10位。08年に卒業し、旭化成に入社。15年の福岡国際マラソンで生涯ベストとなる2時間8分56秒で日本人トップの3位に入り、リオ五輪代表に選出された。リオ五輪では2時間13分57秒で日本勢最高位の16位だった。20年の福岡国際マラソン終了後に引退を表明した。171センチ、56キロ。

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