照ノ富士 序二段から史上最大の大関復帰 伝達式で「まさかこういう結果が出るとは…。今は相撲が大好きです」

大関昇進伝達式後、会見を行う照ノ富士(左)と師匠の伊勢ケ浜親方
大関昇進伝達式後、会見を行う照ノ富士(左)と師匠の伊勢ケ浜親方

  大相撲春場所で自身3度目の優勝を果たし、21場所ぶりに大関復帰を果たした照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=が31日、都内の伊勢ケ浜部屋で昇進伝達式に臨んだ。この日行われた臨時理事会で満場一致の昇進。照ノ富士は「改めて、元の位置(大関)に戻った実感を感じています」と表情を緩ませた。

 伝達式では、「謹んでお受け致します。本日は、誠にありがとうございました」と口上を述べた。一度平幕以下に転落しての復帰は、現行のカド番制度となった1969年7月以降では77初場所後の魁傑以来、44年ぶり2人目。魁傑は2度目の伝達式で「謹んでお受けします」とシンプルな口上を述べており、今回はこれを踏襲した形となった。

 口上については師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)らと相談したと明かし「2回目ということですから。気持ちはずっと変わってないしそういう意味で、素直にありがたい気持ちで」。一度目の昇進では「今後も心技体の充実に努め、さらに上を目指して昇進いたします」と述べていたが、「前回と気持ちは変わらないので。もちろん、やるからには上を目指して頑張りたい」と決意を語った。

 両膝のケガや糖尿病などで連続休場し、一度は序二段まで陥落。師匠に何度も「やめたい」と訴えたが、「まずは病気をなおしてからだ」と引き止められ続けた。「あの時に、素直にやめたいという気持ちを、一番に病気を治すことに専念させる気持ちにしてくれたのは師匠。だからこそ、今の結果が出ている。こういう形で、元の位置に戻ったことは本当に全て親方のおかげだと思っています」と照ノ富士。伊勢ケ浜親方も「最高じゃないですかね」と、穏やかな表情で語った。

 本場所復帰後、2年で大関に。「序二段にいる頃に、今のここにいる自分は頭の想像になかった。目標にはしていましたけど、まさかこうやって結果が出るとは」と素直な心境。陥落して気が付いたことは「やっているうちに相撲を好きになっていく自分もいるので。今は相撲が大好きです」と話した。5、6年前は果たせなかった横綱への夢。「経験したことないところもありますし、経験してみたい気持ちもある。もっともっと稽古に精進して、上を目指して頑張りたいです」と力強く語った。

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