【五輪の花】楢崎智亜、ある日突然、器械体操の技が怖くなってスポーツクライミングに転向

スポーツ報知
楢崎智亜 

 東京五輪で活躍が期待されるアスリートの競技歴を見てみる。卓球男子の張本智和(17)=木下グループ=は2歳からラケットを握り、柔道女子52キロ級の阿部詩(20)=日体大=は5歳、女子テニスの大坂なおみ(23)=日清食品=は3歳から始めた。多くのトップアスリートは幼少期からその道一筋の選手が多いが、一方で他競技を経て、才能を開花させた選手もいる。

 新たに採用されるスポーツクライミングの男子で、金メダル候補筆頭の楢崎智亜(24)=TEAM au=は器械体操を小学4年まで約6年間、習っていた。幼少期の遊びは木登り。運動神経も良く「体操をやってみたら?」と誘われたのがキッカケ。県大会や関東大会にも出場し、「体操で五輪に出たい」が目標だったが、ある日突然、技が怖くなり、スポーツクライミングに転向した。

 今ではボルダリングW杯年間王者2回、19年世界選手権複合優勝と“現役最強”とも言える楢崎。ダイナミックな異次元の登りで他を圧倒するが、強さの原点は体操にある。本人も「大きい動きがうまいと思うし、人よりうまく体を操ることができるようになった」。体操で培った体使いで、世界王者に上り詰めた。

 バスケットボールで世界最高峰のNBAで輝き続ける八村塁(23)=ウィザーズ=も小学生時代は野球少年。「剛速球すぎて、同級生じゃ捕れなかった。キャッチボールの相手は常に大人だった」「バットに当たれば長打は出ていた」とズバ抜けた身体能力で、野球部時代にも数々の伝説を残した。実は、野球部時代からミニバスケットのコーチから、「塁をくれ!」と“スカウト”があったという事実も。野球で培った体力、技術が、NBAでの活躍につながっているかもしれない。

 ◆小林 玲花(こばやし・れいか)サッカー「ドーハの悲劇」と同じ1993年10月28日、福井市生まれ。27歳。小学3年から高校3年までバスケットボール部。2016年入社。バスケットボール、体操、スポーツクライミングなどを担当。

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