小学校でパラスポーツVR授業

迫力のVR映像に興味津々の生徒たち
迫力のVR映像に興味津々の生徒たち

 リクルートでは、パラスポーツを通して障がい者理解を深めるために、この疑似体験VR(360度)動画「VR short video of ParaRing(ヴイアール・ショートビデオ・オブ・パラリング)」を制作し、現在同社公式YouTubeで配信中。このほど、同動画を教育教材とした特別授業が群馬・館林市の館林市立第四小学校で実施され、3~6年生の児童46人がパラスポーツや、障がい者と社会の関わりについて熱心に学んだ。

 障がいの有無に関わらず、誰もが活躍できる共生社会の実現を目指すリクルートのアクション「パラリング」。この一環として制作されたパラスポーツ体験VR動画を活用した特別授業が、今回初めて実施された。

 最初の授業「パラアスリートの生き方から学ぼう」では、車いすバスケットボール・村上慶太選手の1日を密着取材したVTRを上映。リクルートオフィスサポートに務める会社員でもある村上選手の通勤風景やオフィスの同僚と協力し合いながら取り組む仕事ぶりなど、VTRでは、日頃生徒たちが見ることができない「障がい者の日常」が紹介された。

 インタビューの中で村上選手は、事故に遭い、医師から生涯の車いす生活を宣告された時の思いを「すごくショックで、恥ずかしく、そして悔しかった」と率直に告白した。そして、苦悩の日々を経てから「“車いすだけど心配はいらない”と思われるように自分自身を変えよう」と一念発起。障がいを「越えるべき大きな壁」として向き合い続け、パラアスリートとビジネスマンの“二刀流”を実現させた。それまでの道のりを力強く語る様子に、生徒達は真剣な表情で見入っていた。

  • 今回が初めてとなる、パラスポーツを疑似体験できるVR動画を活用した特別授業が実施された館林市立第四小学校

    今回が初めてとなる、パラスポーツを疑似体験できるVR動画を活用した特別授業が実施された館林市立第四小学校

 次の授業「VR動画を通じてパラスポーツを知ろう」では、生徒全員がタブレットを活用して、VR動画によるパラスポーツの疑似体験に臨んだ。

 手にしたダブレットを上下左右に動かすと、視点が360度自由に変化する。パラ卓球の山田大地選手のスマッシュや、車いすフェンシングの千坂香菜選手の鋭い突きが目の前に迫ってくる映像に、生徒達は全身で反応。迫力のVR動画によって、パラスポーツを初めて“目の当たり”にした。

 「クイズで学ぼう! 障がいを抱えていてもできる!楽しめる!~パラスポーツに隠された『工夫』~」と題したコーナーでは、「シッティングバレーは、お尻を床から離してはいけない」など、公平性を担保し、健常者とも競えるように工夫された障がい者スポーツならではのルールについて楽しみながら学んだ。

 授業の後には生徒達から「障がいがあってもできるスポーツがたくさんあることを知りました」(4年・男子)、「お出かけしたとき、障がいがあって大変な人がいたら道をあけてあげたい」(4年・女子)、「(シッティング)バレーボールは私たちにもできそうだからやってみたい」(5年・女子)、「(パラスポーツによって)障がいがある人、障がいがない人が同じようにスポーツができるのはいいことだと思った」(6年・男子)など、思い思いの感想が寄せられた。

迫力のVR映像に興味津々の生徒たち
今回が初めてとなる、パラスポーツを疑似体験できるVR動画を活用した特別授業が実施された館林市立第四小学校
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