女子硬式野球 クラーク仙台初戦敗退もエース阿部4回1失点 「常笑」帽子のつばに先輩の言葉…全国高校選抜大会

阿部の帽子のつば裏側に書かれた「常笑」
阿部の帽子のつば裏側に書かれた「常笑」
クラーク仙台の阿部
クラーク仙台の阿部

◆報知新聞社後援女子硬式野球全国高校選抜大会◇第1日(27日、埼玉・加須きずなスタジアム)

 開幕し、第2試合で登場したクラーク仙台(宮城)が0―3で履正社(大阪)に敗れ、初戦敗退した。エース右腕の阿部なこ投手(3年)が先発し、4回で一度マウンドを降りるも、最終回の7回に再登板。打線が1安打と援護できない中、背番号1に恥じない投球で4回1失点と粘投した。

 帽子のつばに書かれた「常笑」の言葉通り、クラーク仙台・阿部は、笑顔を心掛けて投げた。4回無死三塁で1度マウンドを降りるも、3点差を追う最終回に再登板。笑顔でマウンドへ上がり、エースらしく3者凡退で締めた。

 3月中旬から調子が上がらず、利き手の中指に血豆をつくるなど不安要素が重なった。しかし、「ここまできたら投げるしかないんだ」と4回3安打1失点の粘投。先輩からの激励が励みになった。試合前日、捕手で今春卒業した高橋結央さんと電話。「ピンチになったら帽子を見ろよ」。先輩が書いた言葉を、試合中に何度も見返していた。

 2年ぶりの春の選抜。4回以降は常に追いかける展開も、阿部だけでなく、チーム全体が明るかった。元楽天の森山周監督(39)は「守備のミスや判断ミスなど課題もあるけど、これまでの練習試合と違って、点を取られても落ち込むことなく良いムードでいられたのは収穫」。次の全国舞台は夏の選手権。試合後には涙を見せた阿部も「また日本一に挑戦したい」と夏に向けて気持ちを新たにしていた。

(小山内 彩希)

阿部の帽子のつば裏側に書かれた「常笑」
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