【ドバイターフ】海外競馬通・成田幸穂がステップレースのG1ジェベルハッタを分析

スポーツ報知

 ドバイワールドカップデーが3月27日にドバイ(アラブ首長国連邦)のメイダン競馬場で開催される。小欄ではG1ドバイターフ(芝1800メートル)のステップレースとして、3月6日のG1ジェベルハッタ(メイダン競馬場・芝1800メートル)を取り上げたい。

 ドバイターフ(旧ドバイデューティフリーを含む)が現在のメイダン・芝1800メートルの条件で行われるようになった2010年以降、前走ジェベルハッタ組から2011年のプレスヴィス、2013年のサッジャー、2018年のベンバトルと3頭のドバイターフ優勝馬が出ている。

 11頭立てで行われた今年は、ロードグリッターズ(セン8歳、英・オメーラ厩舎)が優勝した。大外11番ゲートのスタートから道中は最後方を追走。最終コーナーで外めを回ってポジションを上げると、最後の直線でジワジワと末脚を伸ばして差し切った。勝ち時計は1分48秒44(良)。

 半馬身差の2着に2018年のこのレース5着だったエクティラーン(セン7歳、UAE・アル・ライヒ厩舎)。好位3番手から早め先頭に立ち、一旦は他馬に交わされて沈みかけながらも再度盛り返した。G3英オータムS2着のアルスハイル(牡4歳、UAE・アップルビー厩舎)が僅差の3着。中団から鋭く伸びたが、気難しいのか外にヨレる形となり失速した。

 レースラップを振り返ると、前半800メートルが49秒81、後半800メートルが46秒71。スローペースからの瞬発力勝負で、ロードグリッターズの上がり3ハロンはメンバー中最速の33秒96だった(2位は3着アルスハイルの34秒44)。

 勝ったロードグリッターズは、2019年のドバイターフでアーモンドアイの3着。同年の英G1クイーンアンS(芝8ハロン)でG1初制覇を果たした。その後は勝ち星から遠ざかっていたが、今年1月にメイダン・芝1800メートルのG2シングスピールSを3馬身差、1分46秒82の好タイムで優勝。2月のG2アルラシディヤは他馬より1・5キロ重い58・5キロの斤量を背負った影響もあってか3着だった。

 ドバイターフへ向けた展望としては、やはりロードグリッターズが注目の一頭。メイダン・芝1800メートルでは4戦して2勝、3着2回と、高いコース適性を示している。アーモンドアイ、ヴィブロス(2着)、ディアドラ(4着)と強豪がそろっていた2019年に比べれば、今年のドバイターフはメンバー構成が手薄。8歳馬ながら衰えは感じられず首位候補だろう。

◆成田幸穂(なりた・さちほ) 1984年8月8日、東京生まれ。(株)サラブレッド血統センター所属。週刊競馬ブック連載「海外競馬ニュース」の編集を担当。同誌のほか、研究ニュースで予想コラム「血統アカデミー」を執筆中。3月27日(土)23時00分から、ラジオNIKKEI第1「ドバイワールドカップデー実況中継」に出演予定。

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