静岡のプロ注目191センチ右腕・高須大雅が6回0封12K…静岡県春季地区大会

スポーツ報知
好投した静岡高の高須大雅

◆高校野球静岡県春季地区大会▽中部地区1回戦 静岡10-0科学技術=6回コールド=(22日・西ケ谷球場)

 中部地区では、静岡のプロ注目の191センチ右腕・高須大雅(ひろまさ、3年)が、科学技術を相手に6回1安打無失点12奪三振。圧巻の投球で10―0の6回コールド勝利に貢献した。

 去りゆく恩師の前で、ふがいない姿は見せられない。静岡の最速143キロ右腕・高須が、今季公式戦初戦で6回1安打無失点だ。5連続を含む毎回12Kで、先発全員奪三振。「立ち上がりの変化球が課題だったけど、ストレートで押せた」と、振り返った。

 ショックだった。19日に県委員会の人事異動が発表され、栗林俊輔監督(48)の県庁への異動が決まった。「もしかしたら、とは、思っていました。最後の夏を一緒に戦いたかった」。予感はあったが、練習後ミーティングで直接知らされ、涙がこぼれた。それでも、マウンドでは平常心を貫いた。「先生が普段から言うように、いつも通りやることを意識しました」。打っては2本の適時打で4打点と投打に活躍。6回コールド発進に貢献した。

 修正能力の高さも披露した。台形型の慣れないマウンドで立ち上がりは苦労した。「靴半足分広げて微調整した」。急な勾配に対応するため、いつもは5足半の歩幅を6足に変えて制球力を重視。この日の最速は138キロだったが、指揮官も「うまく立て直したね」と、絶賛。ネット裏で視察したヤクルトの中西親志スカウトは「体があって投手らしい体形。将来性があって楽しみ」と、191センチの長身右腕を評価した。

 県大会出場権がかかる27日の2回戦・島田戦が栗林監督とのラストゲームとなる。「今まで教えてきてもらったことを全部出したい」。恩師が4度の挑戦でなし得なかった夏の甲子園1勝が、残された3年生の目標。高須が白星で恩師を送り出す。(塩沢 武士)

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請