【センバツ】福岡大大濠・エース毛利が4安打10Kで1失点完投も「首を振ってごめん」と女房役に謝罪

スポーツ報知
力投する福岡大大濠・毛利海大(カメラ・石田 順平)

◆第93回センバツ高校野球大会第3日 ▽1回戦 福岡大大濠2―1大崎(22日・甲子園)

 昨秋の九州大会決勝の再現となった一戦は、福岡大大濠のエース左腕・毛利海大(3年)が2度の3者連続三振を含む10Kを奪い、大崎(長崎)に勝利した。毛利は昨秋の同戦、登板間隔などの影響で後輩にマウンドを託していただけに「後輩が1回投げてやられている。借りを返すイメージで投げられた。甲子園でリベンジできて良かった」。冬に自信のあるボールに仕上げた100キロ台のカーブと、130キロ後半の直球で緩急を付け、相手打線を翻弄した。

 心地よいミットの音と毛利の雄たけびが甲子園に響いた。2点リードの6回。9番から始まる相手打線を3者三振で抑えた。最後の打者は135キロの直球で見逃し三振。「リードは川上を信じている」という川上陸斗捕手(3年)のミットを目がけて腕を振り、マウンドで大きくほえた。

 7回2死一、二塁では相手のエース・坂本安司(3年)に中前適時打を許した。川上の要求はチェンジアップだったが、毛利は首を振り、調子が良かった直球を選択した結果だった。しかし、次打者の打席では川上がけん制で二塁走者を刺し、ピンチを切り抜けた。

 毛利は「頼れるキャッチャーだなと思います。『首を振ってごめん』と話しました。それ以降は首を振っていないと思います」と苦笑い。女房役は「真っすぐが多いから狙われると思ったので、変化球に変えました」。8回にはバッテリー間でもう一段階ギアを上げ、再び3者連続三振に仕留めた。

 福岡大大濠から20年ドラフト1位でオリックスに入団した山下舜平大(18)から背番号1を受け継いだ毛利。大会前には「頑張ってこい」と連絡をもらったという。「まずは8強以上、その先の4強、優勝に向かって勝っていきたい」。これまでの最高成績である17年大会以来の8強入り、そしてその先の高みを目指す新エースがチームをけん引する。

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