ウィル・オスプレイ、NJC初優勝で恋人・プレストリーと失神KO決別「IWGP世界ヘビーのベルトを巻くことが俺の宿命」

挑戦の決まったIWGP世界ヘビー王者・飯伏幸太(左)の前でビー・プレストリーにオスカッターをかけるウィル・オスプレイ(新日本プロレス提供)
挑戦の決まったIWGP世界ヘビー王者・飯伏幸太(左)の前でビー・プレストリーにオスカッターをかけるウィル・オスプレイ(新日本プロレス提供)
NJC初優勝を飾り、「ユナイテッド・エンパイア」軍の仲間とポーズを取るウィル・オスプレイ(中央=新日本プロレス提供)
NJC初優勝を飾り、「ユナイテッド・エンパイア」軍の仲間とポーズを取るウィル・オスプレイ(中央=新日本プロレス提供)

◆新日本プロレス「NEW JAPAN CUP2021」大会 ▽「NEW JAPAN CUP2021」決勝・時間無制限1本勝負 〇ウィル・オスプレイ(30分06秒 ストームブレイカー→片エビ固め)鷹木信悟●(21日、宮城・ゼビオアリーナ仙台、観衆2299人)

 春の最強シングル決定トーナメント「ニュージャパンカップ」(NJC)の決勝でウィル・オスプレイ(27)が鷹木信悟(38)を下し、初優勝を飾った。

 オスプレイと鷹木は共にジュニアヘビー級だった2019年の「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」(BOSJ)優勝決定戦で対戦。その時はオスプレイがストームブレイカーで鷹木を下し、優勝。昨年8月の「G1クライマックス」ブロック戦では鷹木が雪辱の白星を挙げていた。

 コロナ禍のため、声援の禁じられた観客の手拍子の中、にらみ合った2人。いきなりオスカッターを狙ったオスプレイだったが、パワーでかわされる。NJCのザック・セイバーJr.(33)戦で痛めた鼻を攻められたが、鷹木の痛めている腰のテーピングをはがした上で鉄柵に打ちつけた。

 さらに抜群の身体能力を生かした空中殺法で圧倒。場外で恋人の女子レスラー・ビー・プレストリー(24)も加勢してのダーティーファイトも展開。パンピングボンバーをかわしてのオスカッター、場外への断崖式オスカッター、机に横たわらせての630°スプラッシュ、シューティングスタープレスと大技のラッシュで鷹木を圧倒した。

 終盤、パンピングボンバー、飛びつき式フランケンシュタイナーの猛反撃を受けたが、鷹木の後頭部への非情なヒドゥンブレイドからのストームブレイカーで3カウントを奪った。

 リング上で「ユナイテッド・エンパイア」軍の仲間、ジェフ・コブ(38)、グレート―O―カーン(29)、プレストリーを従え、マイクを持ったオスプレイは「このウィル・オスプレイがNJCを制したぞ! 俺がジュニアからヘビーに転向した時だって、誰も俺がここまで来れるなんて信じてなかった。でも、俺はこうして、ヘビー級のトーナメントを制覇した」と絶叫。

 「俺がリングの支配者だ! 飯伏、来いよ」とセミファイナルの6人タッグマッチ出場後、そのまま解説席に座り、決勝を見届けたIWGP世界ヘビー級王者・飯伏幸太(38)をリング上に呼び寄せた。

 4月4日の東京・両国国技館大会での挑戦が決まった王者を前に「最近のおまえには批判の声しか聞かない。IWGPヘビー級とインターコンチネンタルのベルトの統一、そして、IWGP世界ヘビー級の新設と賛否両論だな。だが、俺はおまえの提案に同意している。正直、俺にとって歴史とか過去は大した意味はない。大事なのは自分がトップに立つことだ」と語りかけると、「今、トップに立ってるのはおまえだ。おまえをぶっ潰してベルトを獲るためなら、手段は選ばない。プロレスは俺の人生の全てだ。IWGP世界ヘビー級のベルトを巻くことは俺の宿命だ。俺に必要なのはそのベルトだ。何よりも、誰よりも…」と叫ぶと、突如、プレストリーをその場飛びオスカッターで失神KOしてしまった。

 ピクリとも動かない元恋人に目も向けずに引き上げたオスプレイに場内は騒然。バックステージでもNJCの優勝トロフィーを抱きながら、「世界一のレスラーになること、それが何よりも大事だ。このトロフィーを手にしても、世界一の勲章を手に入れたわけじゃない。IWGP世界ヘビー級ベルトこそが世界一の証だ。俺はベストでありたい。それが俺にとって何よりも意味のあることだ」と一気に話すと、「だから、今日、世界で一番愛する女性にオスカッターを食らわせないといけなかった。他の方法はなかった。付き合って5年、同棲もしている。でも、もう、どうでもいい。今の俺にはIWGP世界ヘビー級王座以外は意味がない。俺は世界で一番愛する人にもあんなことができるんだ」と、プレストリーをKOした理由を説明した。

 その上で「飯伏。相手がおまえなら一切、容赦はしない。おまえは神なんかじゃない。俺だって悪魔でもなければ神でもない。信念というものが見えてこないおまえはニュージャパンの顔じゃない。ニュージャパンの顔はこの俺だ! 4月4日の両国が楽しみだ。命に導かれ、この俺がIWGPヘビー級王者に君臨する」と絶叫した。

 恋人とも決別し、退路を断ったオスプレイ。新日一のハイフライヤーは飯伏を破っての王座奪取だけをギラリとにらんでいた。

挑戦の決まったIWGP世界ヘビー王者・飯伏幸太(左)の前でビー・プレストリーにオスカッターをかけるウィル・オスプレイ(新日本プロレス提供)
NJC初優勝を飾り、「ユナイテッド・エンパイア」軍の仲間とポーズを取るウィル・オスプレイ(中央=新日本プロレス提供)
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