春高校駅伝で初優勝の洛南エース佐藤圭汰「将来、5000メートルで12分台を出したい」

伊那駅伝男子で優勝した洛南のエース佐藤圭汰。潜在能力未知数の大型ランナーだ
伊那駅伝男子で優勝した洛南のエース佐藤圭汰。潜在能力未知数の大型ランナーだ

◆春の高校伊那駅伝男子(21日、長野・伊那市陸上競技場発着=6区間42・195キロ))

 1、2年生が参加し、春の高校駅伝日本一決定戦と位置づけられる大会で、洛南(京都)が2時間7分38秒の大会新記録で初優勝した。3区終了時点で首位の学法石川(福島)と32秒差の2位でタスキを受けた佐藤圭汰(2年)がエース区間の最長4区(9・1キロ)で日本人最高記録を更新する25分31秒の区間賞で先頭に立ち、そのまま逃げ切った。2位は学法石川、3位は世羅(広島)だった。

 洛南のエース佐藤圭汰は、雨の中、9・1キロを25分31秒で突っ走り、首位に立った。区間2位に47秒の大差。やや下り基調であるが、同じペースで残り0・9キロを走った場合の10キロ換算は驚異的な28分3秒となる。それでも、佐藤は冷静だった。「トップに立ち、優勝できたことは良かったです。ただ、個人としては25分12秒の区間記録を出したかった」。ケニア人留学生のポール・カマイシ(広島・世羅)が持つ区間記録に届かず、100%満足することはなかった。

 2年生ながら5000メートル13分53秒36の自己ベストを持つ。昨年の全国高校駅伝3区でも日本人トップの区間5位と快走し、2時間2分7秒の日本高校最高記録(外国人選手を含まない最高記録)で3位入賞に貢献した。「今年の目標は1500メートル、3000メートル、5000メートルで日本高校記録を更新することです」と佐藤は表情を引き締めて話す。日本高校記録は1500メートルが1999年に佐藤清治(長野・佐久長聖)がマークした3分38秒49、3000メートルが2016年に遠藤日向(福島・学法石川)がマークした7分59秒18、5000メートルが昨年に石田洸介(群馬・東農大二)がマークした13分34秒74。高校最後のシーズンで記録連発を狙う。そして「全国高校駅伝で、チームメートみんなで優勝を目指します」ときっぱり話した。

 この日、新3年生世代NO1の佐藤の走りをチェックするために、駒大、創価大、東洋大、青学大、東海大など今年の箱根駅伝上位校をはじめ、多くの大学の監督、コーチ陣が集結した。「高校卒業後は関東の大学に進学希望です」と佐藤は明かす。ただ、目標は箱根駅伝より、もっと高い所にある。

 「将来は5000メートルと1万メートルでオリンピック、世界選手権で戦いたい。その過程で箱根駅伝にも出場して頑張りたいと思っています」と明確な将来展望を明かした。さらに「5000メートルでは日本人で初めて12分台を出したいですね」と大迫傑(29)=ナイキ=が持つ5000メートルの日本記録(13分8秒40)を超える大台突破に意欲を示した。

 今年2月のクロスカントリー日本選手権U20(20歳以下)8キロでも2位に28秒の大差をつける23分19秒で圧勝した。潜在能力は未知数。佐藤圭汰は今後のさらなる飛躍が期待される。

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