五輪組織委の橋本聖子会長 埼玉県知事の「無観客」独自判断示唆に「向き合って議論を進めたい」

東京五輪・パラリンピックに向けた5者協議で、IOCのバッハ会長(後方)の呼びかけに応じる大会組織委員会の橋本聖子会長(代表撮影)
東京五輪・パラリンピックに向けた5者協議で、IOCのバッハ会長(後方)の呼びかけに応じる大会組織委員会の橋本聖子会長(代表撮影)

 埼玉県の大野元裕知事が20日に、東京五輪・パラリンピックの開催直前に新型コロナウイルスの感染が拡大していた場合に「県独自の判断もあり得る」として、県内会場では無観客実施とする可能性があるとの認識を示したことに、五輪組織委の橋本聖子会長は「向き合って議論を進めて、少しでも2020大会が安心、安全で皆さんに歓迎されるようになるように努力したいと組織委は考えている」との見解を示した。

 埼玉県内ではサッカー、バスケットボール、射撃、ゴルフの4競技が実施される予定で、大野県知事は「われわれは県民への安心安全も責任として担っている」と繰り返し強調した。

 この日、五輪パラ組織委、日本政府、東京都、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)の代表者による5者協議を行い、海外観客の受け入れ断念を正式に決定。埼玉県知事の独自判断による無観客開催を示唆したことに、橋本会長は「自治体の首長にとっては県民の健康、安心、安全は大優先であると思う。感染状況をみながら、それぞれの県でお考えになることは尊重しなければならないが、東京2020大会を運営していくに当たり、どのような状況になれば、ご理解をいただけるのか。医学的、科学的な知見にもとづいてしっかりとした安全最優先の大会が確保することができれば組織委とともに歩みを進めてできるか、いろいろ協議を進めていかなければいけない」と話した。

 組織委の武藤敏郎事務総長は、「強いて言うなら地方の状況も十分に加味しながら全体として判断していくと理解している」と補足した。

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