東京五輪、海外客受け入れ断念きょう正式決定へ…土壇場で“大物”から横やりも

定例会見を行う東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本会長(代表撮影)
定例会見を行う東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本会長(代表撮影)
五輪の観客を巡る動き
五輪の観客を巡る動き

 東京五輪の海外からの一般客受け入れ可否に関し、世界陸連の会長で国際オリンピック委員会(IOC)の委員も務めるセバスチャン・コー氏(64)が18日(日本時間19日)、「(新型コロナの)ワクチンが普及して世界が変化している中、無理に決定を下す必要はない。決断が早すぎないことを願う」と先延ばしを求めた。日本政府とIOCなどは20日に2度目の5者協議を開き、受け入れ見送りを正式に決める方向で詰めの協議をしているが直前で横やりが入った格好だ。

 発言を受け、五輪組織委員会の橋本聖子会長(56)はこの日、都内での定例会見で25日の聖火リレースタート前に判断するという従来の考えを強調。「国内外の感染状況を見ながら判断を遅らせるのはできることならそうしたい」と理解を示しつつ、「あらゆる業界、職種の方、移動手段、宿泊、準備している方々のことを考えると早い判断が求められる」と、早期決定の意義を訴えた。100万人規模の一般客は断念する一方で、五輪・パラ合わせた約1万5000人の選手を含め、メディア、スポンサー関係者など数万人が入国できるように調整している。

 5者協議には組織委、IOC、政府、東京都、国際パラリンピック委員会(IPC)の代表者が集まる。3日の第1回会合では、3月中に海外客に関する判断を行い、4月には国内の観客の上限を決める方針で一致していた。IOCのバッハ会長も「日本のパートナーの決定を尊重する」と話しているが、今月行われたIOC総会でも、コー氏と同様の意見を主張する委員がいた。

 橋本会長は「全ての決定権はIOCにある」とした上で「出入国は政府(のマター)になる。5者協議で決定を見ればありがたい」と話した。ただ、IOCの突発的な方針変更や強権発動は初めてではないだけに、結論に至るまで予断を許さない状況が続きそうだ。

 〇…橋本会長が、不適切な演出プラン提案の責任を取って五輪開閉会式の総合統括を辞任した佐々木宏氏の後任問題に言及した。本番まで残り4か月と時間もないが「佐々木氏の元でかなりの部分が構成されて、でき上がってきたと聞いていた。どういった方に責任者になってもらうかはチームの方と相談していかないと」と、意見を吸い上げる構え。「チームとしては引き続き全力で取り組むということなので、サポートしたい」と話した。

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