◆陸上 日本室内選手権 最終日(18日、大阪城ホール)
男子U20走り幅跳びで、北川凱(東海大静岡翔洋2年)が7メートル51で初優勝した。2位に32センチ差をつける完勝で、17日にU18走り幅跳びで優勝した後輩の深沢瑞樹(1年)とアベックVとなった。
東海高校記録(7メートル81)保持者の北川が貫禄を示した。既に優勝が決まった最終6回目の試技。スタンドの手拍子を背にスピードに乗ると、優勝記録をさらに16センチ伸ばした。「『7メートル40~50で合格かな』と思っていた。いいシーズンインになりました」と振り返った。
前日に深沢が優勝。最終試技で逆転した後輩を「ドキドキしながら動画を撮っていた」といい「今日一緒にアップしていい練習ができた。2人で勝ててよかった」と“翔洋アベックV”を喜んだ。視線は世界の舞台に向く。「今年は最低限8メートルを跳んで、(8月に行われる)ケニアの(U20)世界選手権の代表権を狙いたい」と意気込んだ。(内田 拓希)