【ヒルマニア】大谷翔平、サイ・ヤング賞右腕撃ち141メートル弾 ルースに並べ「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」

スポーツ報知
2試合連続アーチを放った大谷翔平(ロイター)

◆オープン戦 エンゼルス17―8インディアンス(16日・テンピ)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が16日(日本時間17日)、インディアンスとのオープン戦で昨季サイ・ヤング賞右腕ビーバーから4号2ランをバックスクリーン越えに放った。2試合連続アーチ&3戦連続マルチ安打の絶好調ぶり。メジャーで唯一、ベーブ・ルースが達成した「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」再挑戦の可能性について解き明かす。

 3回2死三塁の第3打席、初球を捉えた大谷の打球は3月3日レンジャーズ戦に次ぐオープン戦2本目のバックスクリーン越え。打った瞬間、打球を見送りながら“確信歩き”する飛距離141メートルの完璧な当たりだった。相手投手は昨年、投手3冠王に輝きア・リーグのサイ・ヤング賞を満票で獲得した右腕ビーバー。真ん中やや高めの速球を打ち砕いた。

 ビーバーとは2018年こそ3打数2安打だったが、19年は7打数ノーヒット4三振と封じられた相手(昨季は対戦なし)。一ゴロ、投手強襲安打と前の2打席もきっちり捉えており、マドン監督は満面の笑みで「見事だった。全てのスイングで強くボールを叩こうとしている。センターからレフト方向への打球も良い傾向だ」と絶賛した。

 これで打者出場7試合全てに安打をたたき打率5割7分9厘、出塁率と長打率を足したOPSは驚異の1・782。18年と20年のオープン戦(19年は故障で全休)はともに打率1割2分5厘で本塁打を1本も打てなかった超スロースターターの大変身に、指揮官は「ボトルに詰めて10年くらいキープしたい」と、この好調さをレギュラーシーズンでも、と祈った。

 大谷はオープン戦のマウンドでも161キロの剛球を見せており、米メディアは1年目に4勝しながら肘を痛めて断念したメジャー史上唯一、1918年ベーブ・ルースの「2ケタ勝利(13勝)&2ケタ本塁打(11本)」再挑戦が、今季のメジャーの注目の一つとしている。

 大谷にとって過去3年間は故障続き。肩、肘の故障なくローテーションを守れば、2ケタ勝利は可能だろう。その上でオープン戦から爆発している打撃だ。オープン戦で4本塁打以上打った日本人打者は過去、松井秀喜だけ。渡米2年目の04年と05年にそれぞれ5本。09年には4本放った。いずれのシーズンもコンスタントに本塁打を放ち04年には日本人最多の31本をかっ飛ばしており、驚異の本塁打率(4・75)で飛ばす大谷には、その記録を抜いてほしいものだ。

 ちなみにルースが記録を作った1918年に流行し始めた「スペイン風邪」では世界で約5000万人も亡くなったという。同じような状況の今年、大谷にも快挙を期待したい。(蛭間 豊章=ベースボールアナリスト)

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