【札幌】ペトロヴィッチ監督、浦和でわらう 古巣に敵地で負けなし

スポーツ報知
身振りを交えて大声で指示を出す札幌のペトロヴィッチ監督

 J1北海道コンサドーレ札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督(63)が、得意舞台で連敗を止める。札幌は17日、アウェー・浦和戦に臨む。2018年の就任後、ペトロヴィッチ監督は敵地・浦和戦で2勝1分けと負けがなく、失点すら許していない。12年から5年半指揮した古巣を封じ込め、3試合ぶり白星をつかみ取る。右足首痛が癒え、2戦ぶり先発が確実なMF駒井善成(28)も、16年から2年間プレーした浦和撃破を誓いに立てた。

 2連敗中の状況も、ペトロヴィッチ監督の信念にぶれはなかった。浦和戦を翌日に控えた16日、「我々は自分たちの戦い方を、これまで通り、貫いていくだけ。1つ1つの試合に全力を尽くして、勝利を目指すだけ」と語気を強めた。目の前の戦いに全神経を注いで臨むこと以外、頭にはない。

 開幕の横浜C戦は5―1の完勝も、名古屋に0―1、広島には1―2で敗れた。しかし主導権を握る時間の多かった両戦の内容に、ペトロヴィッチ監督は「名古屋と広島に負けて厳しい結果だと捉えられること自体、我々が強くなったことの表れ」と笑みも浮かべた。左大腿骨骨折でチーム合流は2月22日。短期間の中、攻撃姿勢を崩さずにV経験のある難敵との1点差負けは、マイナスに考えてはいない。

 今回も意地を見せる。ペトロヴィッチ監督が札幌に就任後、アウェーの浦和戦は2勝1分けと負けがない。12年から17年7月まで指揮した古巣と対戦する際、常に「指導した選手に会えるのはうれしいが、これまでと同じようにやるだけ」と、個人的な感情は封印してきた。ただ19年3月2日に勝った際、「こんな試合ができるなら死んでもいい」と口にした程、思い入れもある舞台での戦いで、3試合ぶり白星をつかみにいく。

 浦和とは沖縄キャンプで練習試合を行い、攻守ともに圧倒し、4―1で勝利した。映像を見たペトロヴィッチ監督は、来日直後のミーティングではその内容を評価したものの、「浦和はあの時より成長が見られ、今は違うチームになっている。簡単な試合にはならない」と気を引き締めた。楽観も悲観もない。Jのアウェー通算450戦目を勝利で飾る札幌の態勢は、しっかり整っている。(砂田 秀人)

サッカー

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請
×