【DeNA】宮国椋丞の孤独トレを支えた亡き父の言葉「投げれるんだったら…」

スポーツ報知
入団会見後に横浜スタジアムを訪れた宮国(左)と話をする三浦監

 DeNAは15日、元巨人の宮国椋丞投手(28)と育成契約を結んだことを発表した。背番号は「106」。球団カラーでもあるブルーのネクタイをして入団会見を行った右腕は「素直に大変うれしいです」と心境を明かした。

 昨季終了後に、10年間所属した巨人から戦力外通告。12月には12球団合同トライアウトを受けたが、NPB球団から声はかからなかった。それでもその先を信じ続け、1月には慕っている西武・内海哲也投手(38)とともに自主トレを行っていたが、1月後半からは、トレーナーと2人きりの孤独トレーニングが始まった。2月1日にキャンプが始まってもなかなかオファーはなかった。

 「時期も時期なので、正直諦めかけていた気持ちもあったんですけど、お話いただけることはすごい感謝してますし、なんとかやってこれました」

 3月に入ってから、DeNAの〝入団テスト〟を受けて、育成契約が決まった。開幕まで2週間を切った3月中旬に新たな契約を結ぶのは珍しいケースだ。所属先なしになる覚悟もありながら、心の支えになっていたのは、17年に56歳で亡くなった父・透さんの言葉だった。

 「投げれるんだったら、1年でも長く野球を続けなさい」

 宮国は続けた。

 「周りの方々の支えっていうのがすごい身にしみて痛感してましたし、そういった方々のためにも、もう1回NPBのマウンドに上がって復帰してっていう思いもありました。一番は、亡くなった親父の一言は、自分の中ではあった。多少諦めたり心折れかけたりしたんですけどそういったものもあったので今までやってこれたのかなと思います」

 13年には20歳にして巨人の開幕投手も務めるなど、実績は十分。天国から見守ってくれている父に、普段は穏やかな宮国が、力強い言葉で決意を示した。

 「ここからはい上がる気持ちでいますので、まずスタートラインに立たせて頂いたっていうのはすごく感謝して、その気持ちを持ちながら、チームの勝利に1日でも早く貢献できるように、支配下登録目指して、日々頑張っていきたいなと思います」

 背番号「106」で、新たなスタートを切る。

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