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【横浜M】FW前田大然、3戦5発で得点トップ大久保嘉人に並んだ「続けていくことが大事」

スポーツ報知
J1上位5クラブ通算得点

◆明治安田生命J1リーグ 横浜M3―0浦和(14日・日産スタジアム)

 横浜Mは東京五輪世代のFW前田大然(23)が2ゴールなどで、浦和を3―0で下し、ホーム初勝利を挙げた。前田は直近3戦で5得点と量産態勢で、C大阪のFW大久保嘉人(38)とともに得点ランキング首位に並んだ。開幕3連勝だった鳥栖は清水と0―0で引き分け、大分―F東京は1―1で引き分けた。

 前田の勢いが止まらない。前半3分、FW仲川の右クロスに滑り込みながら先制。同26分には仲川の落としたボールに素早く反応し、右足で強烈なボレーを蹴り込んだ。直近3試合で5得点を挙げ、得点ランク首位タイに。3戦連発はJ2水戸時代の17年に経験したが、J1では初。「マリノスは上にいないといけない」と今季初の連勝を喜んだ。

 7日の広島戦から先発全3試合でリーグトップのスプリント回数を誇る。50メートル5秒8の脚力やスタミナを武器に攻守でボールを追い続ける。ポステコグルー監督(55)も「本当にチームの助けになる」と称賛する。東京五輪代表候補のストライカーは、今月末にアルゼンチン代表と試合を控えるU―24日本代表入りへ再びインパクトを残した。

 大然という名前の由来は親から聞かされてないが「自然のように自由に外で遊んでほしいという意味じゃないですか」と推測する。5人きょうだいの2番目で姉は「千咲」、弟が「草原」、2人の妹は「野乃花」と「野原」と全員が自然にちなんだ名前。小さい頃からテレビゲームなどはせず、たき火や秘密基地作りなど自然と多く触れ合った。幼少期の過ごし方も、野性味あふれるプレーにつながっていると信じている。

 5位に浮上したチームは、DF小池の決めた3点目でクラブ通算1500得点を達成した。この日は11年8月4日に急性心筋梗塞で亡くなった松田直樹さん(享年34)の誕生日。永久欠番の背番号「3」と同じ3得点を奪い、亡きOBにも勝利を届けた。今季2ケタ得点を掲げ、勢いを加速させる前田は「続けていくことが大事」と次戦へ目を向けた。(小口 瑞乃)

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