◇明治安田生命J1リーグ▽第4節 横浜M3―0浦和(14日・日産ス)
浦和はアウェーで横浜Mに0―3で大敗した。前半3分、右クロスからFW前田に先制点を献上。同26分にはビルドアップのパス回しを奪われ、またも前田にゴールを奪われた。後半10分にDF小池にダメ押しの3点目を決められた。相手の高い位置でのプレスにビルドアップで苦戦し、完封負けを喫した。
採点と寸評は以下の通り。
リカルド・ロドリゲス監督【5・0】HTにボランチ2枚替えと手は打ったが、打開に至らず。開幕からセットプレー以外は無得点。戦術の完成はまだ先か…
GK西川周作【5・5】クロスをはじいたボールを押し込まれ先制されたが、2、3点目はノーチャンス。確実なセーブでチームを助けた場面は多かった
DF宇賀神友弥【5・0】前田、エウベルと快足FWにスピードで苦戦。2失点目は背後からオーバーラップした小池に対応できなかった
DF岩波拓也【5・0】クロスから前田の動きをとらえきれず失点。果敢な持ち運び、ロングフィードと停滞を打開する意図は見られた
DF槙野智章【5・0】仲川の小刻みなドリブル、前田のスピードに四苦八苦。空中戦は強さ見せたが、ビルドアップは窮屈そうだった
DF山中亮輔【5・0】左足のクロス、シュートは可能性を感じたが、ボールロストや自身の裏を突かれて失点と反省点は多い
MF明本考浩【5・5】激しいチェイスで奪取、数人に囲まれながら突破するゴリゴリ感はさすが。前半43分の決定機は決めきりたかった
MF伊藤敦樹【4・5】23分に最終ラインでもたつき、あわやの場面。26分にパスミスを奪われて失点し、要所で精細欠いた。前半で交代
MF小泉佳穂【5・5】中盤の低い位置から長短のパスを散らし、幾度のボール奪取も見せた。もっと前線でゴールに直結するプレーを増やしたい
MF阿部勇樹【4・5】開始早々、マルコスにターンでかわされ失点招く。ビルドアップでも存在感示せず、前半でお役御免となった
MF汰木康也【5・0】相手3人囲まれるなど得意のドリブル突破を発揮できず。苦手な頭で競ったプレーは果敢だった
FW杉本健勇【5・0】中盤やサイドに流れて組み立てに参加したが、ゴール前で脅威になれず。前半16分、唯一の決定機はGKに阻まれた
交代出場
MF田中達也【5・0】後半開始IN。サイドでスプリントを続けたが、効果的なパスは来ず…。存在感は薄かった
MF金子大毅【5・0】後半開始IN。ポジショニングが甘く、スムーズなボール回しできず。やや足が止まる場面も見られた
MF関根貴大【5・0】後半20分IN。タイミングよく裏に抜け出して好機作る。ただ、前を向いてボールに関わる機会は少なかった
FW伊藤涼太郎【5・5】後半20分IN。独特リズムのドリブルからシュートと“らしさ”見せた。味方と連携合えば大化けもある
MF柴戸海【―】後半31分IN。出場時間短く、採点なし
※平均は5・5~6・0点。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ