東京五輪女子マラソン補欠の松田瑞生が2時間21分51秒で優勝 名古屋ウィメンズ

スポーツ報知
松田瑞生

◆陸上 名古屋ウィメンズマラソン(14日、名古屋・バンテリンドームナゴヤ発着)

 東京五輪補欠(候補選手)の松田瑞生(25)=ダイハツ=が2時間21分51秒で優勝した。先頭集団を形成していた昨年の日本選手権1万メートル3位と急成長中の佐藤早也伽(26)=積水化学=を22キロ過ぎに引き離し、強い風の中でもブレない走りを見せ、強さを証明した。

 やや強い向かい風が吹く中、9時10分にスタート。松田や佐藤らは第1グループを選択。1キロ3分20~21秒が設定ペースだったが、ややそれより速いラップを刻んだ。招待選手では、小原怜(30)=天満屋=と岩出玲亜(26)=千葉陸協=が第2グループを選択した。

 第1集団はペースメーカー(PM)のほかに4人の選手で形成。松田と佐藤に加え、上杉真穂(スターツ)、福良郁美(大塚製薬)が食らいついてレースを展開。5キロを16分34秒、10キロを33分2秒(16分28秒)で通過。直後に福良が、12キロ付近で上杉が脱落。PMも10キロで2人、13キロで1人が離れ、先頭集団を形成するのはPM1人と松田、佐藤の3人となった。

 15キロを49分52秒、この間の5キロを16分49秒で通過。時折吹く強い向かい風に苦しみながらも、中間点を1時間10分23秒と昨年大会で優勝した一山麻緒(23)=ワコール=より3秒速い記録で通過した。しかし、22キロ付近で佐藤が遅れ始め、先頭はPMと松田に絞られた。

 25キロを1時間23分29秒(16分43秒)で通過した松田。しっかりした体幹で吹き付ける風にも対応し、力強い走りを続けた。

 今レースは、約1年半ぶりのフルマラソンに挑む予定だった東京五輪代表の鈴木亜由子(29)=日本郵政グループ=は「左脚外側大腿(たい)二頭筋腱(けん)」の炎症のため欠場。出場選手中最速の自己記録を持つ松田は12日の会見で「過去の自分を超えて優勝することが目標。後半勝負でしっかり持てる力を発揮して、日本記録への挑戦に向けていいレースができたら」と燃えていた。昨年の大阪国際で日本歴代7位となる2時間21分47秒をマークしながら、五輪切符を逃し涙を流してから1年。「負ける悔しさは、誰よりも私が知っていると思います。だから、這い上がる気持ち、勝ちたい気持ちは誰にも負けない」と強い覚悟がにじむ。この日は、これまでレースで使用していたニューバランス社の特注シューズではなく、ナイキ社の超厚底シューズ「エアズームアルファフライネクスト%」を初めてマラソンで使用。持ち前のスピードを生かし、余裕を持ってレースを展開した。

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