ほんわか佐藤早也伽か雪辱の松田瑞生かベテラン小原怜か…名古屋ウィメンズマラソン展望

スポーツ報知
名古屋ウィメンズマラソンを前に、記者会見でポーズをとる(左から)佐藤早也伽、小原怜、松田瑞生、岩出玲亜

 名古屋ウィメンズマラソンは14日、名古屋・バンテリンドームナゴヤ発着で行われる。東京五輪候補選手の松田瑞生(25)=ダイハツ=と小原怜(30)=天満屋=をはじめ、昨年の日本選手権1万メートル3位と急成長中の佐藤早也伽(26)=積水化学=ら実力者が集う。約1年半ぶりのフルマラソンに挑む予定だった東京五輪代表の鈴木亜由子(29)=日本郵政グループ=は「左脚外側大腿(たい)二頭筋腱(けん)」の炎症のため欠場となったが、気象条件と展開次第では好記録も期待できそうだ。

 あえて最注目選手に挙げたいのが佐藤だ。初マラソンとなった昨年の名古屋では2時間23分27秒をマークして5位。先頭集団に食らいつき、落ち着いた走りは存在感を示し、トラックでも記録を伸ばした。ほんわかした口調や表情とは裏腹に、積極性と冷静さを兼ね備えた潜在能力の高いランナー。チームメートで東京五輪1万メートル代表の新谷仁美(33)の日本新をアシストする好走も記憶に新しく、安定感にも定評がある。12日の会見では「前回は35キロ以降失速してしまったので、そこが課題。元々自信のあるタイプではないので(今の状態は)80%くらいです」と控えめ。周囲の注目度も上がった2度目のフルでどれだけの走りができるか、真価が試される。

 出場選手中最速の自己記録を持つ松田は「過去の自分を超えて優勝することが目標。後半勝負でしっかり持てる力を発揮して、日本記録への挑戦に向けていいレースができたら」と燃える。第1グループの設定ペースはハーフ通過1時間10分30秒が目安となっており、どれだけ集団の中で力を温存できるか。昨年の大阪国際で日本歴代7位となる2時間21分47秒をマークしながら、五輪切符を逃し涙を流してから1年。「負ける悔しさは、誰よりも私が知っていると思います。だから、這い上がる気持ち、勝ちたい気持ちは誰にも負けない」と強い覚悟がにじむ。持ち前のスピードを生かした後半勝負でどこまで記録を伸ばせるか。

 松田とともに東京五輪候補選手に名を連ねている小原も勝負にかける思いは熱い。同僚で五輪代表の前田穂南(24)から「生活でも練習でも刺激を受けています」。16年大会で自己記録をマークした相性の良さもあり、「自己新記録を出して、候補選手としての責任を果たしたい」と自覚が芽生えた。16年リオ五輪は1秒差、東京五輪は4秒差で代表内定を逃すなど、悔しさと歩み続けた30歳。今レースは選考の場でこそないが、だからこそベテランの域に達しつつある経験を生かして殻を破りたい。

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