照ノ富士 大関復帰まであと“9勝” 伊勢ケ浜審判部長は「目安はやっぱり33勝。2ケタ勝ってほしい」

スポーツ報知
照ノ富士

 大相撲の元大関で関脇の照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=が、大相撲春場所(14日初日、東京・両国国技館)で大関復帰に挑む。三役に復帰した昨年11月場所から計24勝を挙げ、「三役で直近3場所33勝」の昇進目安まではあと「9」とする。両膝のけがなどで一度は序二段まで陥落した照ノ富士は、大関取りを成就させるか。

 昇進を預かる審判部の伊勢ケ浜部長(元横綱・旭富士)は13日、電話取材に応じ、「やっぱり一応の目安は、33という目安はありますから。そこはしっかりクリアできればいいと思う」と話した。初場所後には、相撲内容も重視する意向も示していたが、この日も「どちらにしろ、しっかり自分の相撲を取るだけ。2桁勝って欲しいですね」と、文句なしの再昇進に期待した。

 大関から陥落したのは2017年秋場所後。連続休場も経験した中、復活を遂げた弟子に伊勢ケ浜親方は「とりあえずここまで来たこと自体が、やっぱり頑張ったと思う」。また「もう一踏ん張りして、なんとか目安である33勝というのは頑張ってほしい。ここまで来たからには」と師匠としての思いを明かした。

 「大関陥落翌場所10勝以上で復帰」の現行規定となった1969年7月以降、大関が平幕以下転落後に復帰したのは77年初場所後の魁傑ただ1人。魁傑は平幕からの復帰で、序二段からとなれば初めてだ。歴史的快挙へ―。照ノ富士は、初日に東前頭2枚目・北勝富士(八角)との対戦を迎える。

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