中条あやみ ご飯の値段より、ずっとネタを考えています…インタビュー完全版〈1〉

スポーツ報知
中条あやみ

 女優の中条あやみ(24)がドラマ、バラエティーで奮闘している。1月から日テレ系「ぐるぐるナインティナイン」(木曜・後7時56分)の「グルメチキンレース・ゴチになります!」の新メンバーとなり、同局系「君と世界が終わる日に」(日曜・後10時半)ではヒロインを演じている。「ゴチでは常に料理の値段よりもネタを考えています」と常に気を張っているそうで、地上波プライムタイムで初のゾンビ作品のドラマには「ゾンビが夢に出てくる」というほど入り込んでいる。今年は芸能活動10年の節目の年。女優やモデルで大活躍しているが「19歳ぐらいが一番辛かった」とも。当時、今田耕司の「何でも10年やな」という言葉が支えになっていたという。(ペン・国分 敦、カメラ・清水 武)=紙面未収録インタビューを加えた完全版〈1〉=

 女優のイメージが強い中条にとって“ゴチ”が初めての本格的なバラエティー番組のレギュラーとなる。

 「ゴチには中島健人クンや知っている方も出ていたので『残って欲しい』と、祈りながら見ていました。3年前に一度だけゴチの『年末の大精算SP』に出たんです。橋本環奈さんと渡辺直美さんの卒業の時で、2人が卒業するのが寂しくて泣いちゃったりして…。謎の涙を流してしまったということがあって、その時はまさかゴチの一員になるとは思っていなかったので、すごい嬉しかったですね」

 ―番組では一流な料理ばかりが出てくるが。

 「私は大阪出身で“安くてうまいが大阪ルール”では考えられないようなお高いモノが出てきます。おいしいものを安く食べたいという精神もありますが、大人になっていく上でいい料理を食べたい、勉強したい気持ちもあったので、番組でいろいろ学ばせていただいていると思います。見た事がない食材もあるし、メニューも何が書いてあるか暗号みたいメニューもいっぱいあって、発音も『これで合ってるのかな』と思いながらオーダーしています。料理も来てみないと分からないものばかりで、ステーキを頼んだつもりなのに隣にフォアグラが乗っていたり、お魚を頼んだら上にキャビアが乗っていたりして『思っていた時よりもっと値段いくな』という時もあります」

 番組スタートからここまで最下位はなく、支払いを免れている。

 「私けっこう守りに入っているんで、あんまり珍しい食材にいっていないんです。私の中ではあんまり豚肉は高くないだろうと思っていたりして、ずっと無難な所をいっていたんですけど、この前、和食屋さんとの時に豚肉の料理をオーダーしたら、もうびっくりで…。予想は4、5000円ぐらいだったんですけど、実際の値段は1万円を超えていて『えっ、豚が1万円オーバーするんだ』って思いましたもの」

 料理を味わって値段を当てるよりもプレッシャーになっていることがある。先日は仮面を被って謎の踊りを披露して出演者を驚かせたが、無茶振りからのアドリブが一番の悩みだという。

 「謎のダンスですか? あれはC―3POとR2―D2のモノマネです。スターウォーズ好きなんで、あれってたまたま思い浮かんだだけなんです。いつも即興で求められるんですよ。それこそ、ご飯食べている時も『次は何って振られるのか』って。真面目な顔してご飯を味わって値段を考えるより、ずっとネタを考えているみたいな(笑い)。だからもう一回、この店にじっくり味わうために来たいなって思います」

 ―ピタリ賞は取りたい。

 「はい。頑張りたいです。100万円欲しいです。獲ったら何に使おうかな。このゴチのメンバーとちゃんとご飯会をしたいです。番組で食べることはあっても、打ち上げも今はなかなかできないので、落ち着いたらみんなで打ち上げして、好きなモノを食べるって。私がスポンサーになって振る舞いますって、書いといて下さい(笑い)」

〈2〉につづく

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