【POG】スタンバイ(美浦)

 こんにちは、坂本です。今週も引き続き花粉の勢い真っ盛りな美浦からお届けします。

 そしてまた今年も「3・11」がめぐってきました。当時の私はプロ野球担当。埼玉県のロッテ浦和球場で取材をしていましたが、慌てて記者席からグラウンドに避難して、その場に立っていられないくらいの揺れに恐怖したことを覚えています。当然、近くに倒れる物がない球場のグラウンドが安全な場所だったのですが、そこに選手も観客も全員が入り交じっている場面は、ちょっと珍しい感じの光景で妙に記憶に残っています。そこからカメラマンと一緒に会社へ帰り、そのまま一泊して翌朝は別の球場に取材へ飛んで行って…。陳腐な言い回しかも知れませんが、本当に昨日のことのように覚えていますね。震災を風化させず、様々な教訓を生かしていきたいものです。

 では本題へ行きましょう。先週の報知杯弥生賞ディープインパクト記念は、鮮やかに関東馬の【タイトルホルダー(牡、父ドゥラメンテ)】が逃げ切りVを決めました。いくらかマークが薄かったかもしれませんが、父の産駒として重賞初制覇を飾り、クラシック戦線の主役候補に名乗りを挙げました。このまま次は皐月賞(4月18日、中山)へ向かいます。一方で私が本命を打った【シュネルマイスター(牡、父Kingman)】は、惜しくも2着に終わりました。手塚調教師は「ちょっと太かったのかも」と悔しい表情でしたが、ここにきて馬体が成長してきているのも事実。3月11日に放牧に出されて、状態を見て皐月賞に向かうか、それともNHKマイルC(5月9日、東京)へ行くか検討するそうです。東京コースでの切れ味勝負よりも、センスのある走りで中山コースの方が向きそうだと思うので、個人的には皐月賞でのリベンジを期待したいところです。オーナーと調教師の決断を待ちましょう。そして7着の【ワンデイモア(牡、父ドゥラメンテ)】は、放牧を挟んで青葉賞(5月1日、東京)へ。また9着の【ホウオウサンデー(牡、父キングカメハメハ)】は、「前半は置かれてしまったが、自分のリズムを崩さずに走れて最後は伸びてきた。ジョッキーも先々良くなる、と言ってくれました」と奥村武調教師。こちらも3月11日に放牧に出されて、「(次走は)3回東京くらいで自己条件になると思います」と見通しを語っていました。

 さて、このまま奥村武厩舎の話題にいきましょう。デビュー2連勝で葉牡丹賞を制して、その後はひづめの不安もあって青葉賞に次走を切り替えた【ノースブリッジ(牡、父モーリス)】は、そろそろピッチを上げていくそうです。「来週の水曜日から時計を出していこうと思います。休養が長くなったが、無理はさせず、乗り出してからは問題ない」とのことです。ゆりかもめ賞を勝ち、在厩のまま調整を進めている【パープルレディー(牝、父ディープインパクト)】も、同じく来週から時計を出していくそうです。「見た目は変わらないが、在厩でやらせてもらっているぶん、カイ食いが安定しています。前走を使った後、力強さが出てきた。いいフットワークをするようになりましたね」と、フローラS(4月25日、東京)に向けて成長ぶりに注目していきたいですね。

 続いては国枝厩舎へ。3月10日に桜花賞へ直行する【サトノレイナス(牝、父ディープインパクト)】が帰厩しました。木曜日の朝に話を国枝調教師にうかがうと、「今日乗ったけど、順調だよ。いい感じで仕上がってきている」と、うなずいていました。在厩のまま桜花賞を目指す【アカイトリノムスメ(牝、父ディープインパクト)】も、変わりなく調整を続けています。

 そして最後に宮田厩舎の【グレートマジシャン(牡、父ディープインパクト)】の話題に。先週末の3月6日に帰厩して、毎日杯(3月27日、阪神)に向けてスタンバイです。その先にダービーを見据えて、こちらも関東の隠し玉(別に隠れてませんね)として注目ですよ。

 それでは今日のところはこのへんで。

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