【五輪トリビア】激動 円谷幸吉の27年…64年東京男子マラソン銅 涙を誘った遺書

64年東京五輪の男子マラソンで銅メダルを獲得し、笑顔を見せた円谷幸吉さん
64年東京五輪の男子マラソンで銅メダルを獲得し、笑顔を見せた円谷幸吉さん

 昨年3月12日に東京五輪の男女マラソン代表が、64年東京五輪の男子マラソンで銅メダルを獲得した円谷幸吉さんの墓参りに訪れた。6位に入賞した1万メートルから中6日でのマラソン。ゴール間際に英国のヒートリーに抜かれたものの、最後まで前だけを見据えて42.195キロを駆け抜けた姿は、当時の日本人に大きな感動を呼んだ。

 陸上を始めたのは福島・須賀川高2年から。卒業後は自衛隊に入隊したが、数年は仲間と発足した陸上部で練習を続けた。駅伝やトラックで結果を残し、マラソンに初出場したのは五輪が行われた64年3月。短い期間で一気に国民的スターに駆け上がった。

 将来の金メダルを期待された円谷だったが、その後は持病の腰痛やコーチの異動などもあり、結果を残せず、68年1月に27歳で自殺。死後に公開された「父上様、母上様、三日とろろ美味(おい)しゅうございました」で始まる家族に宛てた遺書は日本中の涙を誘った。

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