【横浜M】広島戦でデビューの新加入FWエウベル「攻守の切り替えの速さを感じられた」 10日の福岡戦で勝ち点3狙う

スポーツ報知
横浜MのFWエウベル(中央)

 横浜Mの新加入ブラジル人FWエウベルが8日、横浜市内でトレーニング後、オンライン取材に対応。7日のJリーグ戦デビューを振り返り、次節への意気込みを語った。

 7日の広島戦(3△3)で「夢」としていたピッチに立った。2次キャンプ中の練習試合で負傷し、2月末の開幕には間に合わなかったが「率直にうれしく思う」と喜びを表した。3―3の後半36分からピッチに立ち、約10分間のプレーで「攻守の切り替えの速さを感じられた」。DFティーラトンの左クロスにゴール前で頭を合わせ、枠には飛ばなかったがチャンスをつくるなど、「何回かボールに絡んでサポートできた」と手応えをつかんだ。

 キャンプからチームにフィットするよう励んだ。その姿勢を主将のMF喜田拓也らも「積極的に戦術理解をしようとしてくれている」と話す。もどかしい離脱期間を過ごし、復帰からすぐの出場だったが、「(マリノスの)サッカーの戦術や選手の特徴を理解していたからこそ、うまく試合に入れた」とエウベルは胸を張った。

 ポステコグルー監督が「前線のどのポジションでもできる」と期待を込めて獲得したアタッカー。攻撃陣は広島戦で2ゴールを挙げたFW前田大然、高卒で強烈な存在感を放つルーキーMF樺山諒乃介をはじめ、ポジション争いも激しくなっている。その中でもエウベルは「出場時間を延ばして、攻撃面でのプレーをどんどん見せていきたい」と意気込んだ。

 10日・福岡戦(ベススタ)は先発出場の可能性もある。スタメン入りへの意欲を見せたが、「チーム全体がアウェーで勝ち点3を狙いにいくために集中してやっている」と今季リーグ初勝利を見据えた。「90分だろうと途中出場だろうと、勝利に貢献できるような働きをしたい」と口にしたエウベル。攻撃サッカーを担う中心選手として、ここからギアを上げていく。

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