【堀内恒夫の眼】巨人・高橋優貴お疲れ?ここまでの実戦で見せてきたギラギラした目の輝きが失われていた

スポーツ報知
好投した高橋(右)は岡本和とグラブタッチを交わす

◆オープン戦 巨人4―1日本ハム(7日・札幌ドーム)

 高橋はマウンドに上がった瞬間から、ここまでの実戦で見せてきたギラギラした目の輝きが失われていた。故障で出遅れた昨年の不振を取り戻そうと、キャンプから張り詰めて練習をしてきた疲労がここへ来て出たのだと思ってやりたい。

 投球に“キレ”(躍動感)がなく、軸もなかった。打者18人のうち7人に対して3ボールになった。特にウィニングショットのスクリューボールは、ほとんどが高めに抜けた。高橋らしいスクリューは初回、野村を三振させた1球くらいしかなかった。相手の下位打線が若手でなかったら、失点していただろう。

 ストレートもスクリュー以外の変化球も高めに抜けたり、引っかけたりしていた。疲れで腕が振れないから、手先だけでコントロールしようとする。ストレートのスピードが立ち上がりは145キロ近くあったのに、2回から140キロに減速したのは、手先でコントロールしようとした結果ではないか。それでも無失点で踏ん張ったのは収穫だが、こういう投球をしていたらベンチはイライラが募る。5回2死で代えられたのはなぜか、考えた方がいい。

 ただ、それほど悲観することはない。たまった疲れを一度取り、走り込みながら制球を微調整していけば、開幕には間に合う。

(スポーツ報知評論家)

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