北海プロ注左腕・木村3回無安打0封も「こんなもんじゃない」

3回無安打無失点と好投した北海・木村(カメラ・西塚 祐司)
3回無安打無失点と好投した北海・木村(カメラ・西塚 祐司)

 高校野球の練習試合が6日、解禁された。第93回センバツ高校野球大会(3月19日開幕・甲子園)に10年ぶりに出場する北海は、武相(神奈川)と横浜市の同校グラウンドで対戦し6―3で逆転勝ち。先発したエース・木村大成(3年)は3回無安打無失点4奪三振に抑えた。約4か月ぶりの練習試合でプロ6球団12人のスカウトが視察する中、好投をみせた。

 道内NO1左腕が甲子園4度出場の神奈川の古豪・武相に貫禄を見せた。エース木村が最速143キロの直球とキレ抜群のスライダーを主体に3回を無安打4K。2回2死、失策で走者が出ても慌てずに次の打者を見逃し三振に仕留め、最後まで二塁を踏ませなかった。

 それでも自己採点は厳しい。「思ってる投球はできなかった」と反省を口にした。約4か月ぶりの練習試合。冬場は札幌ドームなど硬いマウンドで投げていたため「柔らかいマウンドに対応できてなかった」。自己最速にあと2キロに迫る直球は「平均が130キロ中盤だった」と納得はしなかった。この日は打者10人に32球。信条とするテンポの良い投球、オフに取り組んだチェンジアップで三振を奪い「その点は良かった」と収穫を口にした。

 球場にはNPB6球団12人のスカウトが集結。「いつでもストライクが取れる」(巨人・柏田スカウト)、「制球が良い。成長してますね。雪で屋外練習ができなかったとは思えない」(DeNA・欠端スカウト)と評価された。2回は先頭打者に死球を与えるが、直後にけん制でアウト。ネット裏からは「うまいなぁ」との声が漏れた。

 センバツ初戦、19日の開幕試合・神戸国際大付(兵庫)戦まで2週間を切った。練習試合はこの日を含めて10戦を予定する。コロナ禍で屋外練習できなかった分も3月で取り返していく。「こんなもんじゃない。もっとできる。早く感覚をつかんでいきたい」と木村。誰よりも自分に厳しいエースが目標の全国制覇に向けて仕上げていく。(西塚 祐司)

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