◆オープン戦 ロッテ4―0西武(6日・ZOZOマリン)
西武は先発ローテ入りが期待される浜屋将太投手(22)が5回6安打4失点と結果を残せず、打線も散髪5安打で完封負けを喫した。
先発陣のコマ不足に悩む辻発彦監督(62)は試合後、浜屋について「攻め方がおかしい。もっと野球を研究しないといけない。バッターの心理とか」と、追い込みながら安打を許したり、ボール先行で安易にストライクを取りにいって打たれる左腕のマウンドさばきに苦言。「自分の持ち味、生きていくにはどうしたらいいか。あいつならまずインコースに投げきらないとダメ。度胸がないのか、技術がないのか。そういうところを考えていかないと」と、プロ2年目の左腕に奮起をうながした。
プロの世界で生き抜くためのお手本として示したのが、2番手で登板した新加入の吉川光夫投手(32)=前日本ハム=の投球だ。「吉川がなぜ抑えられるのか。投げっぷりとか、打者に対する気持ちが出てるとか、まずそこからだ」。1回を無安打無失点で健在ぶりをアピールしたベテランには「浜屋がダメなら先発もありえる」と、最上級の賛辞を送っていた。