【巨人】菅野智之、進化のカーブ「勝負できる」ツーシームも有効、ゴロで長打リスク減

3回を無失点に抑え、順調な仕上がりを見せた菅野(カメラ・矢口 亨)
3回を無失点に抑え、順調な仕上がりを見せた菅野(カメラ・矢口 亨)

◆オープン戦 巨人3―2ヤクルト(4日・東京ドーム)

 磨いてきた縦の変化球でヤクルト打線を翻弄(ほんろう)した。菅野は2回1死一、三塁、右の浜田を低めの127キロカーブで体勢を崩して空振り三振に抑えた。「勝負できるボールだと感じました。キャンプ中もずっと手応えを感じていたので。軸になっていくと考えています」。一瞬、浮き上がるように見えて急激にストンと落ちる軌道。決め球に使えると実感した。

 今キャンプ、テーマの一つに「縦の変化球」を掲げた。得意のスライダーへのマークを相手が強める中、縦の変化の精度が上がれば幅が広がる。ブルペンで直球とカーブに重点を置き、桑田投手チーフコーチ補佐にカーブのコツを聞いて研究した。昨年までも投げていたカーブは鋭さが増し、この日は3回の太田も含めカーブで2つの空振り三振。原監督も「カーブ、いいのきたね」とうなった。

  • プレート一塁側からの投球を見せた菅野
  • プレート一塁側からの投球を見せた菅野

 カーブ以外にも収穫があった。今年から新たに挑戦するプレート一塁側からの投球で、より角度がついた右打者内角へのツーシーム。初回先頭、塩見を147キロでバットの芯を外して遊ゴロに抑え「甘めのところからツーシームで内野ゴロ。ああいう投球ができると、すごく楽だなと感じます」と効果を確認した。

 3回2安打無失点、9アウト中5個が内野ゴロ。「ヒットもゴロだった。うまくゴロを打たせて長打のリスクを減らすピッチングも大事。こういうピッチングもできれば幅も広がると思います」。投球パターンの引き出しの多さも示した。

 2月27日の今季初実戦、広島との練習試合(那覇)は小林と「スガコバ」バッテリーで2回無失点。中4日のこの日は大城と組み「今年(キャンプで)ブルペンにも受けにこなかったので、そこはちょっと怒ったんですけど」とした上で、縦の変化など取り組んでいることを体現した。

 新登場曲にした人気バンド・SHE’Sの「追い風」が流れる中で先発し「バランス良く投げられた」と万全投球。キャンプ終盤に心機一転、紺に近い「Dブルー」から青の「ロイヤルブルー」に色を変えたグラブは本拠地初披露となった。26日のDeNA戦(東京D)で4年連続7度目の開幕投手を務める。威力抜群のカーブで他球団に「縦の菅野」の印象を植えつけた。(片岡 優帆)

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3回を無失点に抑え、順調な仕上がりを見せた菅野(カメラ・矢口 亨)
プレート一塁側からの投球を見せた菅野
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