J1のG大阪は4日、クラブ関係者225人に新型コロナウイルスのPCR検査を行い、新たに選手1人が陽性判定を受けたと発表した。これで3日に発表した選手4人、スタッフ1人に加え、計6人が陽性となり、クラスターと認定された。感染の影響範囲を確認できないことから、6日・鹿島戦(パナスタ)の中止を発表。代替日、及び今後の試合開催については協議中とした。
G大阪は選手1人が陽性判定された2日から、選手、スタッフは3日連続でPCR検査を行っており、この日陽性となった1人は2度の検査で陰性だった。クラブは保健所による濃厚接触者の特定が完了するまで、チーム活動を休止する。
Jリーグの感染症対応ガイドラインでは、クラスター認定を受けた場合、拡大を食い止めることが最優先され、クラブの活動全体は3週間程度停止すると記されている。昨季Jクラブでクラスターが発生した柏、鳥栖は約2週間の活動休止に。G大阪も今後、活動休止の延長を余儀なくされた場合、中止となった3日の名古屋戦(豊田ス)を含めて5試合以上が中止となる可能性もある。今季は中止試合の代替日を調整できない場合、「みなし開催」として中止の責任があるチームは0―3の敗戦と扱われる。