【阪神】し烈な開幕ローテ争い 西純矢、ドラ2伊藤将司ら食い込めるか…候補9人大解剖

投球練習の合間に笑顔を見せる西純矢
投球練習の合間に笑顔を見せる西純矢

 阪神の開幕ローテ争いから目が離せない。新外国人・アルカンタラ=韓国斗山=の来日メドが立たない中、残り少ない枠を若い力が激しく争っている。

 開幕投手は西勇が大本命。沖縄・宜野座キャンプ中にぜんそくの症状が悪化し、検査のため終盤に帰阪したが、今月5日のソフトバンク戦(ペイペイD)で今季初実戦に臨む。3日には甲子園で全体練習に合流し、周囲を安心させた。

 エースに続くのは2年連続で規定投球回に到達した青柳、昨季西勇に並ぶ11勝を挙げた秋山、今季ロッテから移籍した左腕・チェンの3人。高橋が右脇腹筋挫傷で離脱したことは痛手だが、昨季復活の兆しを見せた藤浪がキャンプ中の実戦3試合で計8イニングを1失点と好調。矢野監督からキャンプの投手MVPに選ばれた。3年ぶりの開幕1軍、そして先発陣に加わることは有力と言えるだろう。

 “残り1枠”は最後まで見極める。中でも注目なのは2年目の西純矢投手(19)だ。ドラフト1位で入団した昨季は2軍で鍛錬を積み、2月は初めて1軍キャンプに参加した。昨秋から取り組む憧れの前田健太(米ツインズ)を参考にした新フォームがハマり、腕の振りが良くなった。走者を出してからの粘り、タイミングを外す投球術は10代とは思えない。対外試合の“開幕投手”を任されるなど、チームの期待も高く「投げているボール自体は悪くないと思うので、あとはコントロール。厳しいところをもっと出し入れできるように詰めてやっていかないといけないと思ってます」。スライダー、ツーシームなどの変化球の精度を磨き、遠縁にあたる西勇の背中を追いかけていく。

 ドラフト2位左腕・伊藤将司投手(24)=JR東日本=も首脳陣の評価がうなぎ登り。対外試合デビューとなった2月28日のヤクルト戦(浦添)では1イニングを1安打無失点。最速141キロを計測し、「指にかかった真っすぐがいっていたので、良かったなと思います。先発ローテに入りたいというのは(プロに)入る前から決めていたので、これから頑張っていきたいです」と力を込めた。出どころの見づらい独特のフォームはまさに即戦力。ルーキー左腕では67年江夏豊以来、球団54年ぶりの2ケタ勝利を目指す。

 2人以外にも来日2年目のガンケル、昨季中継ぎでブレイクした馬場らが控えている。5日からはオープン戦、2軍の教育リーグでし烈なアピール合戦が続く。リーグ屈指の投手陣に新しい風が吹き込むか―。(記者コラム 阪神担当・中村晃大)

 ◇阪神の開幕ローテ争い◇

 ○西勇輝 エース右腕は開幕投手最有力

 ○青柳晃洋 目標「13勝」の雨柳さん

 ○秋山拓巳 抜群の制球力で昨季11勝

 ○チェン さすがの日米通算95勝左腕

 ○藤浪晋太郎 沖縄キャンプ投手MVP

 △西純矢 西勇の遠縁19歳で急成長中

 △伊藤将司 ドラ2即戦力左腕の評価○

 △ガンケル 先発&救援で日本野球理解

 △馬場皐輔 救援で自己最多の32登板

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