【プラスα】鈴木健吾、真価試される次戦

日本新記録で優勝した鈴木健吾(
日本新記録で優勝した鈴木健吾(

◆陸上 びわ湖毎日マラソン(28日、滋賀・皇子山陸上競技場発着)

 びわ湖毎日マラソンは鈴木健吾(25)=富士通=が2時間4分56秒の日本新記録で優勝した。日本人初、アフリカ出身以外でも初の2時間4分台で、昨年3月の東京で東京五輪代表の大迫傑(29)=ナイキ=がマークした2時間5分29秒を33秒更新した。

 東京五輪は男女マラソン各3人の代表が既に確定しており、鈴木が出場することはない。日本最速男が五輪に出場できないことに異論があがるかもしれないが、判断は間違っていない。

 一発勝負ではなく、代表選考の場に至るまでの出場権を争ったのが「MGCシリーズ」だった。速さだけではなく、強さも求めたシステムによって選ばれた五輪代表は、歴代最強と言ってもいいほどの実力を備えている。日本人初の4分台に突入した鈴木だが、ペースメーカーが不在で殴り合うレースの経験は少なく、数字だけを指標とするのは現実的ではない。

 さらに今レースは五輪選考対象ではなく、加えて一般参加の鈴木にかかるプレッシャーは大きくはなかった。日本記録保持者として臨む次のマラソンこそ、鈴木の真価が試される場所。そこでさらなる可能性を示せば、22年ユージン世界陸上、24年パリ五輪がはっきり見えてくる。(太田 涼)

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