【秋田】斎藤恵太1号もJ2初戦黒星「やろうとしているサッカーできたところもあった」

試合後、悔しさをにじませながらサポーターにあいさつする秋田イレブン
試合後、悔しさをにじませながらサポーターにあいさつする秋田イレブン

◆明治安田生命J2リーグ ▽第1節 群馬2―1秋田(28日・正田スタ)

 今季からJ2に昇格した秋田が開幕戦に臨み、敵地で群馬と対戦。序盤にセットプレーから先制点を奪われ、一時は同点に追いつくも終盤に決勝点を許し1―2。記念すべきJ2の初陣を勝利で飾ることはできなかった。

 なかなか、言葉が出てこなかった。J2初戦で群馬に1―2。敗因を問われた秋田・吉田謙監督(50)は約10秒、言葉を発しなかった。悩みながら「そうですね」とつぶやいた後、再び10秒の沈黙。「チャンスを決めきった群馬に軍配が上がったと思います」と声を絞り出すように語った。

 敵地まで駆けつけた約150人の秋田サポーターの前で、意地は見せた。前半4分、セットプレーから先制点を献上。J2初失点を喫したが、誰もひるまなかった。体を張って、全員で連動した守備で攻撃を跳ね返し続けた。すると同24分、敵陣でボールを奪って速攻。FW斎藤恵太(27)がこぼれ球を拾うと、右足を振り抜く。豪快なミドルを突き刺し、チームのJ2初得点を決めた。

  • 後半30分過ぎ、秋田のFW中村(中央)がクロスを上げるも相手選手に阻まれた(カメラ・高橋 宏磁)
  • 後半30分過ぎ、秋田のFW中村(中央)がクロスを上げるも相手選手に阻まれた(カメラ・高橋 宏磁)

 その後も自慢のロングスローから何度も相手ゴールに迫ったが、決めきれない。すると後半38分、ゴール前の混戦でこぼれ球を拾われ、決勝点を献上。記念すべきJ2初戦では勝ち点0となったが、指揮官は「選手たちは、ひたむきにプレーしてくれました」と奮闘をたたえた。

 1月下旬、身長185センチでレギュラー候補のDF千田海人(26)が右肩鎖関節を脱臼。リハビリを続けたが、開幕戦には間に合わなかった。全選手が万全の状態でJ2初戦に臨むことはできなかったが、指揮官は言い訳しなかった。「敗戦は希望の光になることの方が多い。これから、みんなでその光に向かっていきたい」と前を向いた。

 シュート数は相手の3本を上回る5本。昨季開幕から28戦負けなしでJ3優勝を決めた秋田は、一つ上の舞台でも戦える可能性は見せた。昨年11月に下顎骨を骨折し、復帰戦でいきなりゴールを決めた斎藤は「やろうとしているサッカーができたところもあった。もっと質を高めていければ」と闘志を燃やした。このまま黙ってはいられない。この悔しさも糧に、必ずはい上がる。(高橋 宏磁)

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試合後、悔しさをにじませながらサポーターにあいさつする秋田イレブン
後半30分過ぎ、秋田のFW中村(中央)がクロスを上げるも相手選手に阻まれた(カメラ・高橋 宏磁)
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