【宏太’sチェック】5発開幕白星!駒井&宮沢ボランチで圧倒

横浜Cに大勝して笑顔を見せる小野(右)ら札幌イレブン(カメラ・宮崎 亮太)
横浜Cに大勝して笑顔を見せる小野(右)ら札幌イレブン(カメラ・宮崎 亮太)

◆明治安田生命J1リーグ ▽第1節 札幌5―1横浜C(27日・札幌ド)

 横浜C戦の一番の勝因はボランチに尽きる。駒井が常にランニングして攻撃の際は攻めの人数を増やす役割をし、宮沢が全体のバランスを取り、うまくゲームをコントロールしていた。相手とのボランチの出来の差が、スコアにも表れた。

 昨年からの進化は1タッチでチャナ、小柏、ロペスとつないで生まれた3点目に象徴されている。去年は再三指摘したが、安全な所でボールを回す場面が目立った。それが奪った後のランニングの質が上がって相手の嫌がる位置に走ることで、DFを下げざるを得なくさせた。押し込める状況を常に作ることで主導権を握って選択肢を増やし、少ないタッチの攻撃というミシャの狙いを形にできた。

 マン・オブ・ザ・マッチを挙げるとしたら間違いなく金子だ。2年目の今年、成長を感じたのは判断の部分になる。昨季から目立っていたドリブル力に加え、次の次の展開まで考え、行ける場面では勝負し、状況が悪い時はやめ、自分が抜くより出した方が確率が高い時はパスと、選択がしっかりとできていた。そういう選手がワイドにいると、FWも自分がいい動きをすれば出てくると分かり、より決定機は増える。彼の頭の良さは、相手にとって脅威になっていくだろう。

 他チームがスムーズに点を取れなかった開幕戦の中、昨季からの積み上げはしっかり示してくれた。ただ今のコンサドーレならこれくらい出来る力はあるし、これをスタンダードにしていかないと。相手の出来が良くなかった上に、まず守備からという意識を強く持ち、そこからの切り替えがしっかり出来たからこそ圧倒できたのだから。

 どんな相手でもボールの出所に対して常に集中し、おごらずにファイトし続ける。その基本を忘れずに、更に高いレベルのサッカーを見せ続けていければ、目標のACLは見えてくる。(吉原 宏太、1996~99年札幌FW)

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