1万メートル前日本記録保持者の村山紘太が旭化成からGMOに移籍 心機一転、東京五輪出場を目指す

村山紘太
村山紘太

 陸上男子1万メートル前日本記録保持者で、2016年リオ五輪代表の村山紘太(28)が旭化成を退社し、GMOインターネットグループに移籍加入することが28日、分かった。村山紘太は28日に自身のインスタグラムで旭化成を退社したことを発表。GMOインターネットグループへの加入は1日に正式発表される見込み。

 村山紘太は城西大時代から双子の兄・謙太(当時・駒大)と共に学生トップクラスの長距離ランナーとして箱根駅伝などで活躍した。2015年に謙太と一緒に旭化成に入社。社会人1年目に大活躍した。同年6月の日本選手権5000メートルで優勝。同年8月の北京世界陸上の日本代表に選ばれ、5000メートルに出場した(予選落ち)。さらに同年11月、1万メートルで27分29秒69の日本記録(当時)をマークし、高岡寿成が保持していた日本記録を14年ぶりに更新した。翌16年もリオ五輪に2種目で出場(5000メートルは予選落ち、1万メートルは30位)するなど、日本の長距離界をリードした。

 しかし、その後、勢いが止まり、2019年の日本選手権1万メートルで3位になった以降、目立った活躍はなかった。今年1月1日のニューイヤー駅伝(全日本実業団)でもメンバーから外れた。

 昨年12月に旭化成の後輩の相沢晃(23)が日本記録を更新。村山紘太は5年間、保持していた「日本記録保持者」の座を明け渡したが、まだまだ、老け込む年齢ではない。抜群のスピードを誇り、高い潜在能力を持つ。今年の東京五輪出場も決して不可能ではない。“老舗”の旭化成から、2016年に創立された新興のGMOインターネットグループに移籍し、心機一転。環境が変わることで、本来の力を取り戻すことが期待される。

 28日のびわ湖毎日マラソン(滋賀・大津市皇子山陸上競技場発着)では、鈴木健吾(25)=富士通=が2時間4分56秒の日本新記録で優勝するなど、好記録が続出。盛り上がる日本男子長距離界の流れに乗って、村山紘太が完全復活を期す。

 ◆村山 紘太(むらやま・こうた)1993年2月23日、仙台市生まれ。28歳。双子の兄、謙太と一緒に仙台市立八軒中1年から陸上を始め、明成高に入学。3年時の全国高校総体5000メートルに出場(予選落ち)。2011年に城西大経営学部に入学。箱根駅伝に4年連続で出場し、1年1区5位、2~4年は2区で15位、18位、2位。15年4月に旭化成に入社。同年6月の日本選手権5000メートルで優勝。同年8月の北京世界陸上5000メートルに出場(予選落ち)。同年11月、1万メートルで27分29秒69の日本記録(当時)をマークした。16年リオ五輪に2種目で出場。5000メートルは予選落ち、1万メートルは30位。自己ベストは5000メートル13分19秒62(日本歴代10位)、1万メートル27分29秒69(日本歴代4位)。174センチ、54キロ。

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