土方英和がマラソン日本歴代5位 恩師の国学院大・前田康弘監督が感動と興奮「レース中にラインを送ってしまいました」

スポーツ報知
土方英和

◆びわ湖毎日マラソン(28日、滋賀・大津市皇子山陸上競技場発着=42・195キロ)

 鈴木健吾(25)=富士通=が2時間4分56秒の日本新記録で優勝した。大迫傑(29)=ナイキ=が持っていた2時間5分29秒の従来の日本記録を33秒更新した。土方英和(23)=ホンダ=は2時間6分26秒の日本歴代5位の好記録で2位に続いた。

 昨春、国学院大を卒業したばかりの社会人ルーキー土方は35キロ過ぎまで鈴木健吾と競り合い、2回目のマラソンで改めて能力を示した。土方は国学院大で3年時から主将を務め、4年時には出雲駅伝のアンカーで大逆的劇を演じ、母校に3大学生駅伝初優勝をもたらした。大健闘を見せた教え子に、国学院大時代の恩師、前田康弘監督(43)は感動と興奮を隠さなかった。スポーツ報知の電話取材に応じ、喜びのコメントを寄せた。

 前田康弘監督「テレビを見ながらレース中に感動で泣きました。35キロ過ぎ、思わず、スマホを握りしめ、土方に『粘れ!』とラインを送ってしまいました。レース後、それを見て笑っているでしょうね。やはり、土方はマラソンの適性があります。昨年の東京マラソンはそれほど準備ができていなかったが、2時間9分50秒で走った。初マラソンとしては合格点です。昨年の東京マラソンよりはハイペースで突っ込みながら、後半も粘った。今回は昨年より遅いペースだったので、終盤まで余裕があったと思います。昨年の夏頃、調子が上がらず、競技場で会った時、半泣きしていましたが『今は我慢だよ』と声をかけました。そこから、よく立て直したと思います。気持ちの強い選手です。暑さにも強いので、夏マラソンでは、さらに持ち味を発揮するはず。2024年パリ五輪で活躍することを楽しみにしています」

 最後のびわ湖毎日マラソンは気象条件にも恵まれ、好記録が連発した。

 プロランナーの川内優輝(33)=あいおいニッセイ同和損保=は2時間7分27秒で10位。2013年にソウル国際でマークした2時間8分14秒の自己ベストを8年ぶりに更新した。

 創価大出身の作田将希(24)=JR東日本=が2時間7分42秒で14位と大健闘した。藤原正和(現中大監督)が2003年大会で記録した2時間8分12秒の初マラソン日本記録を更新。2時間7分54秒で15位の足羽純実(26)=ホンダ=、2時間8分10秒で18位の山下一貴(23)=三菱重工=も従来の初マラソン日本記録を破った。

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