【村田真一の眼】楽天・田中将大、ここぞの場面で見せたコントロールと技術はさすが

スポーツ報知
3回の投球を終え、ベンチで石井監督(左)と話をする田中将

◆練習試合 ヤクルト1―5楽天(27日・浦添)

 田中将はピッチングを楽しんでいるような印象を受けた。立ち上がりこそマウンドの状態を気にして制球が乱れたが、勝負どころでギアを上げた。3回1死で3番・塩見を空振り三振に取ったのは147キロ。MAXは149キロまで出た。

 試合前のブルペンでは直球、スプリット、ツーシーム、スライダーを合計31球、じっくり確認しながら投げていた。まだ調整段階で、シーズン中と比べれば完成度は60~70%ぐらいだろう。それでもスプリットなどの変化球を含め、ここぞの場面で見せたコントロールと技術はさすがだ。

 私が生で投球を見るのは、巨人の打撃コーチを務めていた13年の日本シリーズ以来。当時は荒々しい感じで勢いのまま抑えるイメージだったが、現在は円熟味が増したように思う。いい意味で力感が消えたフォームになり、しかしリリースではしっかり力が入っている。

 涌井、田中将、則本昂、岸、早川と先発ローテが固まりつつあり、打線も変わらず好調。チーム全体から、ソフトバンク1強時代を崩す可能性を感じる。(スポーツ報知評論家)

野球

×