◆アマ野球オープン戦 JPアセット証券3―2明大(27日・明大グラウンド)
今年初のオープン戦を迎えた明大は、昨秋のリーグ戦で初勝利を挙げて飛躍が期待される西城愁太投手(新4年=東北学院)が先発。要所でボールを低めに集め、4回を2安打無失点に抑えた。
「そんなに調子は良くなかったのですが、周りには『真っすぐが走っていた』と言われました」と西城。これまでリーグ戦で登板した5試合は全て救援だったが、先発して試合を作る能力があることもアピールした。
チェンジアップ、ツーシームを操り昨年から台頭した右腕は、直球の最速が142キロ。シーズンオフに体力アップに努めたことで体重が秋より6キロ増え「ストレートの出力が上がったと思います」と話した。田中武宏監督(59)も「変化球を投げることは苦にしない投手だったが、スピードも出てきた」と成長を認める。
春のリーグ戦に向け、西城は「これまではチームに助けられることが多かったけれど、自分が勢いを付けるような投球をして、優勝に貢献できるように」と力強く目標を語った。