ラグビーのNTTドコモに小学1年生の楠本陸人くんが入団「陸人って呼ばれたい」

NTTドコモに入団した楠本陸人くん(右)と下沖正博GM
NTTドコモに入団した楠本陸人くん(右)と下沖正博GM

 ラグビー・トップリーグ(TL)のNTTドコモは26日、小学1年生の長期療養児、楠本陸人くん(7)の入団式を大阪市内で行った。NPO法人「Being ALIVE Japan」が運営する、長期療養を必要とする子どもの自立支援とコミュニティーの創設を支援する「TEAMMATES」事業の取り組みで、ラグビー界では初めての入団となった。楠本くんは自身の誕生日である7月28日と同じ28番のユニホームに袖を通し、「選手になった気分でした。(チームメートからは)陸人って呼ばれたい。応援するのが楽しみ」と笑顔で話した。

 走ることが大好きな楠本くんは、3歳の時に病気を発症。現在も小児慢性疾患で入退院を繰り返して治療を続けている。ラグビーをはじめ、スポーツ活動に関わることは初めてだが「いっぱい走って練習しました。パスやトライができるようになりたい」と目を輝かせた。父・亮介さん(43)は、堂々と会見に臨む楠本くんの姿に「成長したなと思いました。少しでも自分に自信を持ってくれたら」と感慨深げに話した。

 NPO法人「Being ALIVE Japan」は、2017年11月からスポーツチームへの入団を通じた長期療養児の退院・復学支援を開始した。過去には男子プロバスケットボールリーグ(Bリーグ)のアルバルク東京や、Jリーグの湘南ベルマーレなどに長期療養児が入団。楠本くんのNTTドコモ入団で10チーム、14人目となった。

 今回の入団は、NTTドコモの下沖正博GMとBeing ALIVE Japanの北野華子理事長が、2019年12月に知り合い、約1年をかけて実現した。下沖GMは「チーム一同楽しみに待っていました。彼の活動で周囲に元気を与えられれば」と今後の活躍に期待した。入団式に同席したSO王子拓也(25)も「選手みんな心待ちにしていました。笑って楽しいことをいっぱいしましょう」とエールを送った。

 楠本くんは、2022年5月末まで、数週間に1度、NTTドコモの一員として活動する予定。27日のTL第2節、NEC戦(ヤンマーフィールド長居)で、選手のお出迎えやお見送りで活動を開始する。「みんなで一緒に笑って終わりたい」と開幕2連勝のサポートを誓った。

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