東京五輪女子5000m代表・田中希実「挑戦者の気持ちで」 27日クロカン日本選手権

スポーツ報知
クロカン日本選手権の選手会見に出席した田中希実

 27日のクロカン日本選手権(福岡・海の中道海浜公園)の選手会見が26日、オンラインで行われた。シニア女子8キロに出場する東京五輪女子5000メートル代表の田中希実(21)=豊田自動織機TC=は「一昨年に優勝した時は注目されていない中、いい意味で当たって砕けろという感覚で走っていた。今回も挑戦者の気持ちで臨みたい」と意気込んだ。

 2年ぶりの優勝が視野に入るが、田中に慢心はない。奄美大島での合宿を経て、「疲労はたまってはいるが、その中でどんな走りができるか分からない部分ある。今日雨が降ったので、ぬかるんでいるクロカンを走るのも初めて。蓋を開けてみないとどんなレースになるか分からないが、楽しみながらいいレースをしたい」と現状を確認しつつ、期待に胸を膨らませる。

 5000メートルで、既に東京五輪の代表内定を得ているが、日本記録を持つ1500メートルや、持ち前のスピードを生かした1万メートルなど、複数種目で五輪切符を狙える立ち位置にある。「どの種目を掛け持ちするか、などははっきりしていない。あくまでも5000メートルに生かせるような取り組みをしていく」としつつ、「良い意味で流れに身を任せるというか、自分の力を発揮していく中で、結果的に2つ目の内定も得られたら」と自然体で勝負の年を戦うつもりだ。

 芝生や砂地、アップダウンのあるクロスカントリー競技。トラックやロードとはまた違ったレースになるが、「次のトラックレースへの弾みにしたい。クロカンなので、必然的に一定ぺースの流れではないので、世界のトラックのようなイメージ作れたらと考えています」とアフリカ勢ら世界のトップランナーとの走りを意識しながら駆け抜ける。

 ◆田中 希実(たなか・のぞみ)1999年9月4日、兵庫・小野市生まれ。21歳。小野南中で本格的に陸上を始め、3年時の全中1500メートル優勝。西脇工では全国高校総体で3年連続入賞。2018年U20世界陸上3000メートルで日本人初優勝。同志社大スポーツ健康科学部に進むが、クラブチームに所属し競技を続ける。19年ドーハ世界陸上5000メートルで日本歴代2位(当時)の15分0秒01をマークして14位。家族は両親と妹。好きな授業はアイルランド文学。

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