吉幾三のアドリブに吉沢亮の肉体美 ネット層に刺さった「青天を衝け」第2回

スポーツ報知
NHK大河「青天を衝け」に主演する吉沢亮

 俳優の吉沢亮(27)が実業家・渋沢栄一を演じるNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜・後8時)の第2話「栄一、踊る」が21日に放送され、視聴率16・9%を記録した。初回の20・0%から下がったものの、民放が裏で人気番組を流すこの時間帯ではトップの数字だ。

 注目される初回から数字を落とすのは、大河では珍しくない。特に初回放送は、話題になった前作「麒麟がくる」最終回「本能寺の変」の翌週だった。初回の視聴率を細かく見ると、前週で盛り上がった男性時代劇ファンをそのまま取り込み、吉沢ファンとみられる女性層が加わった数字だと想像できる。2話は渋沢の幼少期などが描かれ、時代劇の要素が薄くなったことで、男性ファンが一時離脱したのではないか。

 これは脚本の大森美香氏ら制作陣にとって想定内。演出の黒崎博氏も「渋沢は悲劇の死を遂げるわけでもなく、総理大臣になるわけでもなく、いち庶民」と割り切っている。ターゲットはコアな時代劇ファンだけではなく、幅広いファミリー層だ。初回に続き、2話でも「こんばんは、徳川家康です」と冒頭に登場した北大路欣也(78)。たちまちネットの検索ワードランキングで「徳川家康です」が2位にまで上がった。

 それだけではない。吉幾三(68)演じる第12代将軍・徳川家慶が、水戸から江戸に移り住んだ慶喜に「どうじゃ。この屋敷の住み心地は?」と語りかけたのだ。私の横で見ていた妻が思わず「住み慣れた~我が家に~♪」と口ずさむと、10代の息子も「あ~!」と反応。吉は新日本ハウスのCMでイメージソングが浸透。こちらもインターネット上で「江戸城(新日本ハウス)」などのツイートが相次いだ。番組関係者も「あのセリフは台本になかったはず。現場の空気感でアドリブが出たのでは?」と笑う。ちなみに、同社は渋沢の地元・埼玉に本社を構えている。

 主人公・吉沢も体を張った演技で魅了する。満島真之介(31)と剣の稽古に励むシーンでは、剣道2段の腕を感じさせるような竹刀の動きを披露。読書しながら溝に落ちるシーンでは、ふんどし一丁で着物を洗い、予想以上の筋肉質な体を見せつけた。ネットでも「鍛えた肉体ありがとうございました」など歓喜のツイートが目を引いた。

 これまで、若い層の視聴が課題とされていた大河ドラマ。スマホユーザーは年代に限らず広がっているが、放送のたびにネット民の心を揺さぶる「青天―」は、ここまで若者へのアプローチに成功しているように見える。

 28日放送の第3話「栄一、仕事はじめ」では、地元“埼玉編”で渋沢が家業を助けるために商才を見せる。一方“江戸編”でも黒船に乗ったペリーが襲来し、将軍のお膝元は大わらわ。本格的な幕末へと入っていく。一時離脱した時代劇ファンが“住み慣れた我が家”に帰って来るのを待つばかりだ。(NHK担当・浦本 将樹)

 ※数字はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区)

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