ユーチューバー「たむじょー」と同じ「花の97年組」筆頭は1万メートル五輪内定・相沢晃

相沢晃
相沢晃

 箱根から世界へ―。1997年度生まれの同世代とは一線を画す分野で活躍するのが、ランニング系ユーチューバー「たむじょー」こと田村丈哉(23)だ。帝京大時代には憧れの箱根路を駆け抜け、実業団からスカウトの声がかかったほどの実力。持ち前の走力だけでなく、“笑いのセンス”や親しみやすい人柄が話題を呼び、第一線から引退した直後の昨年3月20日に開設した公式チャンネルは1年足らずで登録者数5万人を突破する人気ぶり。

 たむじょーと同じ1997年度生まれの世代には、逸材がそろう。

 その筆頭は、やはり相沢晃(旭化成)だ。昨年の箱根駅伝では東洋大のエースとして2区で区間新記録(当時)をマーク。卒業後、春シーズンは故障で出遅れたが、同12月の日本選手権1万メートルで27分18秒75の日本新記録で優勝し、東京五輪代表に内定した。現時点で97年度生まれは「相沢世代」と呼んでもいいだろう。

 東京国際大時代に箱根駅伝2区で相沢とデッドヒートを演じた伊藤達彦(ホンダ)は日本選手権1万メートルでも同様に競り合い、日本歴代2位の27分25秒73の好記録で2位。東京五輪参加標準記録(27分28秒)を突破し、五輪出場に近づいた。

 マラソンでは吉田祐也(GMOインターネットグループ)が大活躍。青学大4年生にして初出場した箱根駅伝で4区区間新記録をマーク。昨年2月の別府大分毎日では日本学生歴代2位の2時間8分30秒で走破した。卒業後は大手食品会社ブルボンに就職し、引退する予定だったが、翻意して競技続行。12月の福岡国際では日本歴代9位となる2時間7分5秒で優勝を飾った。

 東海大4年時に6区で区間新記録をマークした館沢亨次(DeNA)は中距離に軸足を置く。10月の日本選手権1500メートルで2年ぶり3度目の優勝。同種目の日本男子選手として1964年の東京大会以来の五輪出場を目指す。他にも国学院大出身の浦野雄平(富士通)、青学大出身の鈴木塁人(SGH)らが社会人1年目から結果を残した。

 女子では鹿児島・出水中央高からワコールに入社して5年目の東京五輪マラソン代表の一山麻緒が97年度生まれのトップランナーとして輝いている。

 オンリーワンの分野で存在感を示しているたむじょーは「同学年の選手の活躍は刺激になっています」と話す。日本長距離界「花の97年組」のさらなる飛躍が期待される。(竹内 達朗)

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