Jリーグ主催の開幕カード別オンライン会見2日目が24日に行われた。28日の第1節(ベススタ)で激突する福岡と名古屋からは、長谷部茂利監督とMF前寛之、フィッカデンティ監督とFW柿谷曜一朗が出席。前は「去年のベースは堅守速攻。それがJ1でどれだけできるかをキャンプで高めてきた。それが出せればいいかなと思います」、柿谷は「確立されているスタイルについていけるようにトレーニングしてきました。個人としてはゴールという形でチームを助けたい」と意気込みを語った。
昨季のJ2を2位で終えJ1昇格を果たした福岡は、昨季J2で42試合29失点と最少失点をマーク。堅守速攻を武器に、5年ぶりにJ1の舞台に帰ってきた。
一方の名古屋も34試合28失点でJ1最少失点。ACL出場権を獲得する3位と躍進した。FW柿谷曜一朗、MF斎藤学らを獲得し攻撃力の向上にも期待がかかるが、守備第一のチームカラーに変わりはない。
「堅守対堅守」の構図となる開幕カード。相手の印象について、長谷部監督は「隙のない守備をしている。こじ開けるのは簡単ではないなという印象が強い」と語り、フィッカデンティ監督は「堅いサッカーができることは、上にいくのに欠かせない要素。カテゴリーは関係ない。(守備を)ベースとしても持てているチーム同士の戦いとなりますね」と見据えた。