【藤川球児 火の玉勝負】巨人ドラ1平内龍太、トップ作れていないことが気がかり「練習法変更も手」

先発し3回5失点の平内
先発し3回5失点の平内

◆練習試合 ヤクルト5―10巨人(23日・浦添)

 巨人のドラフト1位右腕・平内龍太投手(22)がヤクルトとの練習試合に先発したが、3回7安打5失点で降板した。

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 平内は3回7安打5失点という結果だったが、同一リーグのヤクルトの主力相手に投げ、経験を積んだことは今後につながる。首脳陣も練習試合の段階で改善点が見え、プラスになったに違いない。

 以前にブルペン投球を視察した時の評論でも指摘したが、やはり、投球フォームの体重移動の過程で右腕が上がってこず、しっかりしたトップの位置を作れていないことが気がかりだ。この日、左打者に対する内角直球は指先でボールを最後までつかまえられていたものの、全体的には浮いた球が目立ち、変化球の際に体が開いていた。顕著だったのは、イニング間の準備投球で毎回初球に投じたストレートが高かった。本人は「抜けた」と思っているかもしれないが、そこに向けて“投げてしまっている”ようにさえ映った。

 彼はウェートトレに熱心だと聞く。それは素晴らしいことだ。しかし、鍛えて投球に生かすのではなく、投球に生かすためのトレーニングを逆算することが重要。仮に上半身の筋力をつける目的が大きいのであれば、今の彼の場合はトップの位置が作れないことと無関係ではない。一つの考え方として練習法を変更するのも手ではないか。

 ルーキーにとって、改善点は伸びしろといえる。「遠回りすると思っていたことが近道」だったりする。現状を継続するのか、変えていくのか。首脳陣と話し合い、これからの方針を決めていくべきだろう。(スポーツ報知評論家)

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