【センバツ】大阪桐蔭、PL学園超えへ初戦は智弁学園…70年ぶり1回戦近畿勢対決

昨年、近畿大会の決勝、智弁学園(手前)が大阪桐蔭を下して優勝した
昨年、近畿大会の決勝、智弁学園(手前)が大阪桐蔭を下して優勝した

 第93回センバツ高校野球大会(3月19~31日・甲子園)の組み合わせ抽選会が23日、オンラインで行われた。簡素化を図るため、同一県から出場する3県6校以外はフリー抽選で実施され、大阪桐蔭は1回戦で昨秋の近畿大会決勝で敗れた智弁学園と対戦することが決まった。センバツ初戦は10戦負けなしの常勝軍団にとって、PL学園を超える大阪勢最多4度目の優勝に向けて試練の1回戦となった。

 フリー抽選が昨秋近畿大会決勝の再戦を生んだ。真っ先に入った智弁学園の対戦相手に、大阪桐蔭が最後から2番目に飛び込んだ。春の甲子園では、1951年の扇町商(大阪)―新宮(和歌山)以来、70年ぶりに1回戦で近畿勢同士が対戦。抽選会に臨んだ主将の池田陵真外野手(新3年)は「投手を中心に、つながりのある野球で非常に打撃のいいチーム」と雪辱を期した。

 大阪桐蔭は初出場した1991年からセンバツ初戦は10戦無敗。12年は大谷翔平(エンゼルス)を擁する花巻東(岩手)も撃破し、平成は負けなしで終えた。夏を含めても初戦は17連勝中(通算19勝1敗)。令和初の大会でも連勝を伸ばしたいところだが、試練の船出になりそうだ。

 あと4勝で元PL学園監督・中村順司氏の甲子園通算58勝を超える西谷浩一監督(51)は「秋に負けた智弁学園に、一冬やってきたことを出し切りたい。秋負けた悔しさをどれだけできるか、という場になる。投手も打者も前チームから経験者が多く、近畿でNO1になったチームなので、そんなに簡単に勝てる相手ではない」と警戒した。

 池田に加え、最速150キロ左腕の松浦慶斗、同154キロ右腕の関戸康介(ともに新3年)の“KKコンビ”とドラフト候補がそろい、3年ぶりに出場する今年も優勝候補に挙がる。智弁学園戦で右肩を脱臼した松浦は以前、「すごく悔しい試合だった。センバツで見返してやろうという気持ちでやっている」と燃えていた。

 センバツは2017、18年に連覇し、10連勝中(夏を含めれば甲子園は11連勝中)。5連勝で春4度目のVとなれば、1981、82、84年のPL学園の14連勝を上回る。「自分たちの足と声を武器に戦っていければ。(仕上がりは)順調に来ている」と池田。指揮官が歴代1位と評する機動力を織り交ぜ、数ある連勝記録を伸ばす。(伊井 亮一)

 ◆20年秋季近畿大会 ▽決勝 智弁学園7―3大阪桐蔭

 ◆20年秋季近畿大会決勝VTR 初回、2点を先制した智弁学園は3回、山下陽輔三塁手のソロで加点。先発・西村王雅が3回に適時打、4回に前田健伸一塁手にソロを浴びて1点差に迫られたが、5、6回に1点ずつを奪って再びリードを広げる。7回に3番・前川右京左翼手が関戸康介からソロ、9回に山下が適時打を放ち、振り切った。(学年はいずれも新3年)

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請