マハタ4・65キロ!仕掛けも万全、大物釣りのこつを公開…南房・西川名沖

自己記録となる4.65キロのマハタを釣り上げた松井さん(竜一丸提供)
自己記録となる4.65キロのマハタを釣り上げた松井さん(竜一丸提供)

 報知指定釣店で数を伸ばしてトップになったり、大型魚を上げたりした人を紹介する「今月のトップさん」。2月は天候が悪く出船が限られたが、穏やかな日を狙い釣行し、大物を釣り上げた人も多い。その中から南房・西川名沖で大型マハタを釣り上げた人の声が届いた。

 西川名港・竜一丸で13日に4・65キロのマハタが上がった。釣り人は川崎市の松井保夫さん(67)だ。毎週のように竜一丸に通う常連だ。自己記録を更新する魚を上げ、「シーズン終盤ですが、久しぶりに大型を上げましたよ」と楽しそうに話した。

 この日は、午後の根魚船でマハタを狙った。西川名沖で餌のイワシを泳がせていると、午後3時30分過ぎに明確なアタリがあった。ところがイワシ餌に食い付き、竿を曲げたのは1・5メートルのシュモクザメだった、その次の魚も同型のサメがヒット。しかし、松井さんは、これを“吉兆”と判断した。「魚が口を使うのは良いことだ。魚の活性はあるし、サメもマハタも泳ぐ層は同じ」と今が時合いとばかりに積極的な誘いをかけた。竿を手に持ち、水深64メートルの底からゆっくりと巻き上げ始めた。

 海底から3・5メートルほど仕掛けを巻き上げた時だ。ゴツンと入るアタリがあった。すかさず強いアワセを入れた。今度もサメか?「二度あることは三度ある」ということわざが脳裏をよぎった。しかし、この時の引きはこれまでとは違った。頭を振りながら海底へ向け泳ぎ出す魚。強めに締めたドラグが滑り、道糸が引き出される。ここでドラグをさらに締め、海底付近から魚を引き離すように巻き上げを開始。「根に入られると上がらなくなるので、強引に魚を止めました。この時、竿を根元まで曲げる強い引きに良型を意識しました」と振り返った。

 リールを巻いている最中も何度も強く引き込まれた。しかし、水面下20メートル付近まで上げてくると、水圧の変化で魚の引きが鈍り、ズッシリとした重みに変わった。それでも松井さんは「タモに収まるまでは気を抜かずに上げました。大型マハタの歯は鋭く、太ハリスでも切っていくことがありますから」と話す。最後まで慎重にリールを巻いていった。水面に姿を現した魚は、タモ網に収められ、松井さんはついに大物を手にした。

 大物に備え仕掛けも万全だった。魚を強引に海底から引き上げるための仕掛けは、通常8号程度のハリスを使うところを12号と太くした。長さ1・3メートル。ハリは太地伊勢尼16号の1本バリの胴突き仕掛け。イワシを鼻掛けにして泳がせた。「ハタは一口でイワシを飲み込むことが多く、(イワシの)泳ぎの良い方が根魚を誘うと思います。ハリスを太くしているので孫バリは付けずに泳ぎを優先しています。(魚を)掛けたら取る仕掛けを心がけています」と大物釣りのこつを披露した。(田中 清)

 ◆めも マハタなど狙う根魚五目の近況、乗合船は西川名港竜一丸(TEL0470・29・0605、http://www.ryu10.com/)。午前船は5時45分、午後船は0時15分集合。午前船の料金は生きイワシ餌、氷1個、昼食付きで1万2000円、午後船は生きイワシ、氷1個付きで1万1000円。3月から乗合船はイサキに変わるが、希望で午後根魚五目船が出る。駐車場あり。

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