岡田結実の眼力&押し出しが痛快!「江戸モアゼル」いよいよ佳境に

25日放送の「江戸モアゼル」第8話の一場面。蔵地(葉山奨之、左)と仙夏が勤務するカフェ「蔵」に危機が訪れる(読売テレビ提供)
25日放送の「江戸モアゼル」第8話の一場面。蔵地(葉山奨之、左)と仙夏が勤務するカフェ「蔵」に危機が訪れる(読売テレビ提供)

 日本テレビ系の深夜ドラマ「江戸モアゼル 令和で恋、いたしんす。」(木曜・後11時59分)が面白い。

 読売テレビ(大阪市中央区)制作の「プラチナイト 木曜ドラマF」枠。記者が報知新聞大阪本社所属ということもあり、ありがたいことに同枠の主演俳優にインタビューをする機会に恵まれているが、2017年「脳にスマホが埋められた!」など、他の時間帯ではなかなかできない、ぶっ飛んだSFコメディーと相性がいいのかもしれない。

 「F」には、ドラマごとに様々な意味が込められており、「江戸モアゼル」には「Flowery Love(花のような恋)」という意味があるそうだが、ストレートに「不思議」の「F」でもいいような物語だ。161年前の江戸時代の吉原の花魁(おいらん)・仙夏(せんか)が、令和の現代にタイムスリップし、居候先の人間関係で巻き起こるラブコメディー。

 主演は岡田結実(ゆい、20)。放送開始当日の1月7日にインタビューしたのだが、一昨年、昨年2度の連ドラ主演時には「私は主演をやる器ではない。主演がしたいから役者をやっているわけではないという葛藤もありました。20歳でまだ引っ張る能力もないし、どうしたら主演として『ついていきたいです!』という人になれるんだろうか」と、悩んでいたことを明かされて、正直驚いた。

 ところが、いざ放送を見てみると、堂々としたもの。一本筋が通った仙夏の芯の強さを、大きな瞳を生かした眼力で表現。「粋じゃないねえ!」とタンカを切る見せどころも、主役らしい押し出しの良さが発揮されていて痛快だ。物語もコメディー一色ではなく、仙夏の心の揺れも丁寧に描かれており、第3話で「江戸に帰りたい」とお百度参りをする場面など、終盤に温存していてもいいような名シーンだった。

 また、花魁×現代ファッションのコラボも毎回の注目ポイント。「立兵庫」と呼ばれる髪結いは、初回登場時よりは簡易なバージョンのようだが「めちゃくちゃ重くて、首が2センチぐらい縮んだと思うぐらい(笑い)。肩こりを感じることはなかったんですが、最近は頭のこりが気になって、めっちゃ鍼(はり)に行くようになりました」と苦労話も教えてくれた。

 ドラマもいよいよ佳境へ。25日の放送の第8話では、仙夏は嫁ぐはずだった会社社長の鳥居(前田公輝)から「お前は蔵地が好きなんだ」と、居候先の蔵地(葉山奨之)への恋心を指摘され、さらに蔵地と一緒に勤めるカフェ「蔵」に立ち退きの危機が迫る。全10話(3月11日最終回)で残り3回だが、まだまだ先は読めなさそうだ。

 仙夏役を「演じる前から憧れの人物だろうなと思っていた。実際、救われています」と自身の精神的な成長にもつながっている様子で、今後も「岡田結実という人間に、もう一回会いたいと思ってもらえるような魅力を培っていきたい」。当たり役を経てのさらなる飛躍と、またいつかのインタビューができることを楽しみにしたい。(記者コラム・筒井 政也)

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